債務整理 弁護士コラム
「気づいたらパチンコ屋に足を運んでいる」「使っちゃいけないお金も競馬で使ってしまった」頭では「悪い」と分かっているのだけれど、気づいたら歯止めが利かなくなりギャンブルをする毎日を過ごしていませんか?
できることなら1日でも早くギャンブルから足を洗って、おいしい物や趣味、大切な人や将来の自分への投資など有意義にお金を使いたいものです。
結論からいうと、ギャンブル依存症は病気だと自覚しないと克服できません。
ギャンブル依存症は否認の病気と呼ばれていて、認めることが克服する第一歩だからです。
そこで今回は、
ギャンブル依存症の特徴
ギャンブル依存症を克服する方法
ギャンブル依存症を治すための期間や費用
などについて解説していきます。
ギャンブル依存症を本気で治したい人のご参考になれば幸いです。
ギャンブル依存症になってしまった原因やどんな人が該当するか特徴を解説していきます。
ギャンブル依存症の方には、以下のような特徴があります。
当てはまる項目が多いほど、ギャンブル依存症の可能性が疑われます。
ギャンブル依存症になってしまう人は、以下のような原因が考えられます。
「ギャンブルをすれば快感が得られる」「ギャンブルをしている間だけは、嫌なことが忘れられる」といった状況にはまってしまい、抜け出せなくなってしまいます。
ギャンブル依存症とはどういう状態でしょうか。
単なるギャンブル好きとの違いはご存じですか?
大きな違いは「ギャンブルのために借金をするか」です。
ギャンブル好きの中でも、前述した特徴に当てはまる方もいらっしゃると思います。
ですが、一般的に単なるギャンブル好きは、借金をしてまでギャンブルをすることは考えません。
自分の小遣いの範囲で、家族に迷惑をかけず、仕事や生活に支障のない範囲でギャンブルを楽しんでいる人はギャンブル好きと言えるでしょう。
これに対し、ギャンブル依存症は「ギャンブルのために借金をする」のです。
単なるギャンブル好きは借金をしてまでギャンブルをしませんが、ギャンブル依存症の方は、ギャンブルを生活の中のひとつとして捉えており、借金をしてでもギャンブルをすることが止められないのです。まさに、正常さを失っている状態といえるでしょう。
そして、ついにはギャンブルで抱えた借金が膨れ上がり、仕事や家庭に支障をきたしてしまいます。
このような状況の方は、一刻も早く借金問題を解決するとともに、ギャンブル依存症からの脱却を目指す必要があります。
ギャンブル依存症を克服したいなら、病院で入院治療を受けましょう。
入院治療することでギャンブル断ちができるため生活改善にはうってつけです。
入院治療の内容は「他のギャンブル依存症の方との集団生活・学習意欲を上げるプログラム・運動」などを行い、賭博をしないための心構えを作り上げることを目的としています。
日常生活から改善したいのなら、病院で入院治療を受けるのがオススメです。
ギャンブル依存症は、他に熱を注げる何かを見つければ克服できます。
ギャンブルする時間を別に何かであてがえるからです。
たとえば、仕事関係に役立つ資格を取るための勉強だったり、近くのテニススクールに通ったりと今やりたい興味のあることを行いましょう。
打ち込むものを見つければ、ギャンブルする暇がなくなるため自然にギャンブル依存症を克服できます。
財布にお金を入れないのもギャンブル依存症を克服するのに効き目のある方法といえます。
ギャンブルをするためにお金は必要不可欠だからです。
少ない金額だとギャンブルはできないため、最低限の金額しか持ち歩かないようにしましょう。
また外出する時は自宅にカードを置いてくることも忘れないようにしてください。
よく友人や知人とギャンブルをするなら交友を絶ちましょう。
ギャンブルに誘われたら断れない可能性が高いからです。
誘われる度にギャンブルをしていたら、いつまでたっても依存症は改善されません。
ギャンブル依存症を克服したいなら、遊ぶ友人や知人はパチンコ屋や競馬をしない人にしましょう。
車や高級時計など欲しい物をリストアップしましょう。
欲しい欲が強いほど、お金をためるためギャンブルをしにくくなります。
頭ではギャンブルをしたら最終的にマイナスになることが分かっていますから。
ギャンブル依存症を克服したいなら欲しい物リストを作ってみましょう。
自分が毎月いくらのお金をギャンブルで使っているのかを把握すれば、ギャンブル依存症は克服できるかもしれません。
収入のほとんどをギャンブルにお金を使っているのが分かればパチンコ屋や競馬をするのがばからしくなるからです。
ギャンブルに月にいくら使っているか分からないなら一度支出を確認してみてください。
ギャンブル依存症を治すためには、どのくらいの期間と費用が必要なのかを解説していきます。
個人差がありますが、ギャンブル依存症の回復安定期に入るには約3年の月日が必要だといわれています。
ギャンブル依存症は怪我とかの外傷ではなく精神的な病気だからです。
治ったと自分で思っても簡単にはギャンブル欲は断ち切れません。
上述しましたが、ギャンブル依存症には約3年かかり、費用は50万円ほどかかります。
病院の精神科などで診察した際には1回約2000円程度。
カウンセリングの場合は、1回5000円(30分)程度のお金がかかるからです。
診察とカウンセリングのどちらかを毎週行ったと仮定すれば、1か月に1万4000円かかるため3年間で約50万円程度の費用になります。
なお、入院治療をするなら別途で40〜50万円ほどかかります。
※3か月プログラムの場合
ギャンブル依存症は100%治るわけではありませんので、以下のことに注意してください。
ふとしたことをキッカケにギャンブル依存症は再発します。
再発を防ぐためにはギャンブル関係のすべてのものから遠ざかるように生活をしましょう。
ギャンブル依存症の時に借金を作ってしまったのなら、減らすために何か対策をしましょう。
収入はすぐに増やすのは難しいため、月の支出を減らしましょう。
たとえば、すぐに始められる節約法は以下のような節約です。
このように、小さなことの積み重ねでも節約はできます。
日々の生活の中で余計な物はできるだけ買わないようにして、支出を抑えましょう。
借金を返済するためには、収入を増やすことも有効な手段です。
収入が増えた分、借金の返済額を多くすることができます。
たとえば、働く時間を増やせば収入が増える上にギャンブルをする暇がなくなります。
もちろん、残業のしすぎはよくありません。心身を壊さない範囲で働いてください。
また、資格を取得するなどして、より収入が良い会社へ転職するというのもひとつの方法でしょう。
ですが、収入を増やしたいからといって、安易に株やFXなどの資産運用に手を出してはいけません。知識がない人が株やFXに手を出すと、逆に借金を抱えてしまうことになりかねません。
ギャンブルで莫大な借金を作ってしまったのなら債務整理も検討すべき手段のひとつです。
借金の金額が大きすぎる場合には、返済に追われて生活自体も立ち行かなくなってしまうためです。
債務整理とは、任意整理・特定調停・個人再生・自己破産のいずれかの方法を使い、借金を整理することです。
特定調停はお金を借りている債務者自身で行うケースが多いですが、任意整理・個人再生・自己破産については弁護士へ依頼することをおすすめします。
弁護士へ債務整理を依頼した場合、弁護士は債権者(金融機関など)へ受任通知を送ります。受任通知が債権者に届くと、債務者は借金の返済を一時的にストップすることができます。これは、借金の返済に追われている方にとっては、心理的に大きなメリットといえるでしょう。
ただし、借りたお金を契約時の条件で返済していく、という約束を破ってしまうわけですから、債務者にもデメリットがあります。
たとえば、暮らしへの影響としては、数年間は新たな借金ができなくなることや、クレジットカードを使うことができなくなる、という点が挙げられます。その他にも、賃貸契約を新しく結ぶことが難しくなる場合もあります。
債務者本人以外にも及ぶ影響としては、債務者の代わりに返済義務を果たすことになる保証人の方に迷惑がかかるケースもあります。
デメリットを考えるとなかなか債務整理に踏み切れない…という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、状況によっては、デメリットをなるべく小さく抑える方針で債務整理を行うことも可能です。弁護士に相談すれば、お客さまの状況に適した借金問題の解決方法を提示してくれます。
借金金額が大きくなればなるほど、利息は高額になり返済に時間はかかり、生活への影響は甚大なものとなります。まずは少しでも早く弁護士に相談しましょう。
なお、当事務所では、借金のご相談は何度でも無料です。
相談料以外の弁護士費用は、以下のページに掲載しています。気になる方はぜひご覧ください。
ギャンブル依存症を治すためには、病気だという自覚をもつことから始まります。
すぐに治せる病気ではありませんが、継続的な治療をすればギャンブルのない生活を送れるようになるでしょう。
もしギャンブル依存症の時に莫大な借金を作ってしまったのなら、債務整理をして生活改善することをおすすめします。
ギャンブルで借金を作ってしまった方、借金で生活が苦しい方は、お早めにベリーベスト法律事務所へご相談ください。
あなたが安心して生活ができるよう、弁護士がお手伝いいたします。
ベリーベスト法律事務所は、北海道から沖縄まで展開する大規模法律事務所です。
債務整理、任意整理、自己破産、個人再生、過払い金請求など、借金問題についてのお悩み解決を弁護士がサポートいたします。債務整理のご相談は何度でも無料です。ぜひお気軽に お問い合わせください。
「自分は買い物依存症かもしれない」と感じている人は少なくはありません。買い物が大好きな人や、買い物に出かけるとつい買いすぎてしまう方は買い物依存症の不安を抱えていることでしょう。
ですが、ショッピング好きと買い物依存症は違います。買い物依存症の場合には中毒症状があるため、治療が必要な状態。対して買い物好きの人は買い物が趣味なだけで買い物に依存しているわけではありません。
買い物依存症の患者数は正式には発表されていませんが、昨今の後払いシステムやクレジットカード払いの増加によって患者数も増加していると推定されています。買い物依存気味の方は早めに自覚し、適正な対処をしていきましょう。
ソーシャルゲーム(ソシャゲ)などのスマホゲームで、多額の課金をしてしまう方は少なくありません。
「今回だけ…」とおそるおそる少額で始めたはずの課金も、いつも間にか抵抗がない状態に陥っている方も多いのではないでしょうか。
スマホゲームの課金は、一種の中毒症状をもたらします。「やめよう」と思っても、自分の意思では上手にコントロールできないものです。
本コラムでは、ソシャゲなどのスマホゲームで課金をやめられない心理、課金に制限をかける方法、課金をやめる方法、課金が原因で借金に悩んでいるときの対処法について、ベリーベスト法律事務所の弁護士がご紹介します。
廃課金とよばれるような過度な課金は、日常生活にも支障をきたす恐れがあります。できるだけ早めに課金をコントロールしたり、借金問題を解決したりして、通常の生活に戻していきましょう。
「必死に働いても生活が苦しい」「働きたいのに働けない」「借金返済でどうすればよいのか分からない」などの悩みを抱える人は少なくありません。
このような生活苦には、働けない・給料が低い・借金を抱えていることが大きな原因となっているケースも多くあります。
本コラムでは、生活が苦しい状況から抜け出すための対処方法や相談先、支援制度について、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。