債務整理 弁護士コラム

借金の相談どこにする? 相談先の強みと弱みを把握してベストな相談先を選ぶための知識

2020年03月14日
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借金の相談どこにする? 相談先の強みと弱みを把握してベストな相談先を選ぶための知識

「最初はすぐに返せると思っていたのに、気付けば借金がかさんで大変なことになってしまった…」「もう自分の力だけでは返せる気がしない」そんな借金のお悩みに頭を抱えていませんか?

今回は、

・あなただけじゃない!よくある借金の相談内容
・借金を第三者に相談する7つのメリット
・迷ったらここ!頼れる借金の相談先
・ヤミ金に引っかかってしまったときの対処法

について、それぞれ詳しくご紹介していきます。

「とにかく誰かに相談して、今の不安な状況を打開したい」とお考えのみなさんにとって、この記事がベストな相談先を見つけ、借金返済の目途を立てるためのお役に立てば幸いです。

目次

  1. 1、借金(多重債務)を抱える者の現状
    1. (1)消費者金融からの借入れをしている人はどれくらいいる?
    2. (2)多重債務の原因
    3. (3)よくある相談事例
  2. 2、借金を第三者へ相談することの7つのメリット
    1. (1)相談相手ができる
    2. (2)借換え(まとめる)、給付金制度などのアドバイスがもらえる
    3. (3)どのように支払いをしていくかの的確なアドバイスがもらえる
    4. (4)返済スケジュールを共に立ててくれる
    5. (5)過払い金があるか計算してもらえる
    6. (6)債務整理が必要かどうか、適切なアドバイスがもらえる
    7. (7)債務整理の手続きを代行してくれる
  3. 3、借金についての相談先
    1. (1)法テラス
    2. (2)日本弁護士連合会
    3. (3)日本司法書士会連合会
    4. (4)日本貸金業協会
    5. (5)財団法人日本クレジットカウンセリング協会
  4. 4、ヤミ金・非常識な貸金業者に引っかかった場合
  5. 5、返済に行き詰まったときは弁護士への相談がオススメ
    1. (1)弁護士はトータルサポート
    2. (2)弁護士ならどんな弁護士でも大丈夫、はウソ!
  6. 6、上手な法律事務所の選び方
    1. (1)ホームページなどで得意分野を調べたり口コミを参考にする
    2. (2)事務所内の専門家が一度も面談しない事務所は危険
    3. (3)広告やホームページで料金体系を明確にしているところが安心
    4. (4)債務整理のデメリットやリスクをしっかりと説明する事務所を選んで
    5. (5)良い事務所は契約を急がせない
    6. (6)弁護士会や司法書士会から懲戒を受けたことがない事務所が安心
    7. (7)債務整理手続きをする際は透明な手続きをしているか確認
  7. 7、まとめ

1、借金(多重債務)を抱える者の現状

まずは、今のみなさんと同じように借金の不安を抱えている人の現状と、最近の相談事例について具体的に見ていきましょう。

  1. (1)消費者金融からの借入れをしている人はどれくらいいる?

    金融庁が発表した資料によると、3件以上の消費者金融から借入れをしている=いわゆる「多重債務」の状態にある人は、平成29年度の時点で約124万人と言われています。

    参考:平成30年6月8日 多重債務者対策を巡る現状及び施策の動向

    様々な対策が進められていることで年々減少傾向にはありますが、近年は同水準で下げ止まっていることが上記のグラフからも分かります。

  2. (2)多重債務の原因

    こういった多重債務に陥る原因として、先ほどと同じ調査では以下の結果が浮き彫りになりました。

    借金のきっかけとして最も多いのは「そもそも収入が低い」「手取りが減って生活が回らなくなった」というもので、2番目に多い「商品・サービス購入」の2倍以上の回答が寄せられています。

    3番目以降は「事業資金の補てん」「本人、家族の病気・けが」「住宅ローン」「ギャンブル」の順に回答が多く、中には他人の借金の肩代わりのために自分が借金をすることになった、という厳しい状況に追い込まれている人も少なくないようです。

    参考:平成30年6月8日 多重債務者対策を巡る現状及び施策の動向

  3. (3)よくある相談事例

    みなさんの中には、「借金の相談をしたいけど、こんな内容でも大丈夫なのかな?」と、いまひとつ相談に踏み切れない心境の方もいらっしゃるかもしれません。

    国民生活センターに寄せられた相談事例をまとめてご紹介していきますので、ぜひみなさんのケースとも照らし合わせながら、改めて自分が相談したいポイントを洗い直してみてください。

    • 息子が複数社から借金をしていることが分かった。以前もギャンブル依存症で借金をして援助をしたこともあり、さらに支援はすべきでないと思う。どう対応するのがよいか。
    • 住宅ローンやカードローン、ショッピングの負債があり、返済できない。任意整理や自己破産を検討したいが可能か。
    • 孫がギャンブルのためにサラ金から借金を繰り返し、200万円程に膨らんでいる。相談窓口があれば教えて欲しい。
    • 息子には以前から借金癖があり、現在もサラ金等に100万円以上の借金がある。各社から督促状や電話があるが対処法を知りたい。
    • 銀行のカードローンで借金を繰り返した。借入額が高額になり返済しきれない。債務整理をするには、どうしたらよいか。


    参考:国民生活センター相談事例

2、借金を第三者へ相談することの7つのメリット

ここからは、借金の悩みを第三者へ相談するメリットを具体的にご紹介していきます。

  1. (1)相談相手ができる

    借金の悩みは、家族や知人に相談したところで助けてはもらえない(もらいたくない)という特徴があります。「お金ないよね」という軽口はいつでも叩いているものの、まとまった金額の返済の工面についてなど、口に出すのもままならない内容でしょう。
    そのため1人で抱え込んでしまいがちですが、そうするとどんどん良くない方向に物事を考えてしまいがちです。

    ここで、利害関係のない第三者であれば意外と気軽に話を聞いてもらうことができ、そうして悩みを打ち明けるだけでもだいぶ気持ちがラクになるでしょう。

  2. (2)借換え(まとめる)、給付金制度などのアドバイスがもらえる

    多重債務で複数の借入れ先から返済を迫られている場合、それらの借金をどこかの借入れ先でまとめて借り換えることによって、現在の負担を少し減らすことができるケースもあります。
    専門家のいる窓口で相談を行えば、こういった借換えのアドバイスのほか、利用可能な給付金制度を紹介してもらうこともできるでしょう。

  3. (3)どのように支払いをしていくかの的確なアドバイスがもらえる

    「自分の今の稼ぎだけで本当に返済が可能なのか」「どうすれば効率的に返済を進めることができるのか」という疑問にも、専門家は的確なアドバイスを行ってくれます。
    まだ具体的な支払いイメージが持てていないというみなさんは特に、1度相談を検討してみましょう。

  4. (4)返済スケジュールを共に立ててくれる

    支払方法に加えて、現在の返済ペースを維持できた場合にいつ返済が完了するのか、実際のスケジュールを一緒に考えてもらうこともできます。

    借金の返済は計画的に行うことが大切なポイントなので、まずはその計画自体に無理がないよう第三者の視点からもしっかりチェックしてもらいましょう。

  5. (5)過払い金があるか計算してもらえる

    長年借金を返済していると、違法な高金利であるにも関わらずそのまま返済を行ってしまっていたり、すでに返済が完了していることに気付かず支払いを続けてしまっていたりして、本来返済すべき金額以上にお金を払い過ぎていることがあります。

    こういった過払い金は法的な手続きを踏むことで返還してもらうことができ、弁護士または司法書士に相談すると、過払い金の有無の確認も含めて手続きを依頼することが可能です。

    取り扱う金額の大きさに関係なく手続きが可能なのは弁護士のみとなっていますので、迷ったときには弁護士に相談を行いましょう。

  6. (6)債務整理が必要かどうか、適切なアドバイスがもらえる

    もしみなさんが「もうこれ以上自分で借金を返済していくことはできない」と感じている場合、債務整理と呼ばれる手続きを行うことで返済の負担を減らしたり、場合によっては免除してもらったりすることができます。

    債務整理にはいくつかの種類があるため、自分に最も合った方法がどれなのかは弁護士または司法書士に相談しましょう。

    ここでも、個別の債務先で借り入れている金額に上限なく対応を行うことができるのは、弁護士のみです。

  7. (7)債務整理の手続きを代行してくれる

    債務整理の手続きはみなさん自身で行うこともできますが、実際に借入れ先と交渉を行う・不備なく書類を揃えるといった作業には、想像以上に大きな労力がかかるものです。
    確実に借金返済の負担を減らすためにも、債務整理が必要になった際にはぜひ弁護士に手続きを依頼しましょう。

3、借金についての相談先

それではいよいよ、具体的な借金のお悩みの相談先をピックアップしてご紹介していきます。
本項では、弁護士や司法書士にいきなり相談するのはちょっと…という方へ、まずはそれ以外の相談先についてです。

  1. (1)法テラス

    法テラスは、借金をはじめ日々の生活で何かしらのトラブルを抱えた人が、法的なサポートを受けるために無料で利用することができる相談窓口です。

    特に借金に関しては、多重債務者を対象とした相談強化キャンペーンが毎年開催されています。
    それ以外の自己破産などの手続きも比較的リーズナブルに依頼することができ、手持ちのお金がない場合にはかかる費用を全額立て替えてもらえる「民事法律扶助制度」を利用することもできます。

    ただし、法テラスではその場で相談する弁護士・司法書士の希望を出せるわけではないため、場合によっては自分が相談したい分野の実績がそこまでない弁護士に当たることもあります。
    そのため、実際の手続きの際には「もう少し実績が豊富な弁護士に依頼したい」と感じてしまうケースもあるかもしれません。

  2. (2)日本弁護士連合会

    「弁護士に直接相談を行いたいけれど、どの事務所に足を運べば良いのか分からない」という場合は、次の日本弁護士連合会のサイトから希望するエリアにある事務所を検索することができます。
    相談したい内容によって絞り込みを行うこともできるため、借金問題に強い弁護士を探すことが可能です。

  3. (3)日本司法書士会連合会

    借金の問題解決は基本的に弁護士の専門分野ですが、認定司法書士であれば少額・簡易の債務整理案件に対応することもできます。
    ただし、扱う金額が140万円を超える場合や、簡易ではなく地方裁判所・高等裁判所などが管轄する事件に取り組む場合は、司法書士では対応できないため弁護士への依頼が必要です。

  4. (4)日本貸金業協会

    日本貸金業協会は、多重債務者向けの債務整理のアドバイスや、再発防止を目的としたカウンセリング・家計管理の支援など、借金に関するお悩みを幅広くサポートしてくれる相談窓口です。

    ただし、裁判に関する手続きは依頼することができないため、実際に裁判を起こすことになった際には改めて弁護士へ相談し直す必要があります。

  5. (5)財団法人日本クレジットカウンセリング協会

    こちらも債務整理から家計の立て直しまで、幅広いサポートを無料で受けることのできる相談窓口です。
    相談できるのが平日のみ、時間も午前10時〜午後4時40分と短めなので、それ以外の時間で相談を行いたいという場合は、弁護士などの専門家に直接依頼しましょう。

4、ヤミ金・非常識な貸金業者に引っかかった場合

ヤミ金とは、貸金業として国や都道府県に登録を行っていない業者、あるいは登録自体は行われているものの、違法に高い金利を設定して不当な儲けを得ている業者のことを指します。

こういった悪質な貸金業者で借入れを行ってしまった場合は、以下に相談・通報を行いましょう。

相談・通報先
  • 警察
  • 消費者生活センター
  • 日本弁護士連合会
  • 日本司法書士会連合会


貸金業者に苦情がある場合、日本貸金業協会や国民生活センターでも相談を受け付けています。

5、返済に行き詰まったときは弁護士への相談がオススメ

ここまで様々な相談先をご紹介してきましたが、「結局どこに相談するのがベストなの?」と迷ってしまうときには、弁護士へ相談を行うのが最もおすすめです。

その理由と頼れる弁護士の見分け方をあわせてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

  1. (1)弁護士はトータルサポート

    借金の返済に関して弁護士には特に業務内容の制限がなく、「2、借金を第三者へ相談することの7つのメリット」でご紹介した項目をすべて満たすことができます。
    裁判が必要な債務整理に発展した際にもそのまま手続きを依頼することができ、トータル的にサポートを受けられるので安心です。

  2. (2)弁護士ならどんな弁護士でも大丈夫、はウソ!

    みなさんの中には、「弁護士資格がある人なら誰に依頼しても同じじゃないの?」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、選ぶ弁護士によっては次のようなトラブルに巻き込まれるリスクもあるため、実際にどの弁護士に対応をお願いするかは慎重に見極める必要があります。

    • 債務整理の経験が少ない弁護士や司法書士
    • 債務整理の相談・過払い金診断の目的だったのに無理やり契約させられた
    • 過払い金請求したものの、大幅な減額早期和解を強引に勧められた
    • 債務整理の担当者も説明も変わった
    • 過払い金の交渉による回収報酬が高額
    • 債務整理の費用が広告にない名目があった
    • 債務整理の進捗を教えてくれなかった
    • 取引履歴の請求にお金がかかった
    • 債務整理や過払い金において最も不利な計算方法で処理された
    • 過払い金があったのに精算してくれなかった
    • 債務整理で知らぬ間に信用情報に傷がついてしまった

6、上手な法律事務所の選び方

上記のようなトラブルに巻き込まれないためにも、弁護士に相談する際には以下の点に注意して法律事務所を選びましょう。

  1. (1)ホームページなどで得意分野を調べたり口コミを参考にする

    今はインターネットで手軽に口コミをチェックすることができたり、事務所のホームページから得意分野を把握したりすることも可能な時代です。
    相談の予約を入れる前に、あらかじめ自分でできる範囲の調査は行っておきましょう。

  2. (2)事務所内の専門家が一度も面談しない事務所は危険

    みなさんが相談に訪れた際に、弁護士などの有資格者が1度も面談に現れない事務所は、そもそも人手が足りていない可能性があります。
    管理が行き届かずトラブルが発生するリスクも高くなるため、できれば避けましょう。

  3. (3)広告やホームページで料金体系を明確にしているところが安心

    どんなに有能な弁護士でも、依頼するのに思っていたより高額な費用がかかってしまっては元も子もありません。
    ホームページなどから事前に料金体系をチェックでき、明朗会計をうたっている事務所であればさらに安心して依頼することができるでしょう。

  4. (4)債務整理のデメリットやリスクをしっかりと説明する事務所を選んで

    本当に依頼主のことを考えている事務所は、債務整理の良い面だけでなく、デメリットやリスクもきちんと説明を行います。
    面談のときには、手続きのメリットとあわせてこのようなマイナス面に関してもきちんと言及されるかどうかを見極めましょう。

  5. (5)良い事務所は契約を急がせない

    面談後、すぐに契約を迫る事務所には要注意。
    依頼者の立場を尊重してくれる事務所であれば、契約も依頼者がしっかり納得できたタイミングで行わせてくれるはずです。ただ、債務整理を急ぐべき事態にある場合は、良い事務所であればその旨ははっきり明言してきます。自分の事務所でなくとも債務整理を急ぐべきだとアドバイスをもらえるでしょう。

  6. (6)弁護士会や司法書士会から懲戒を受けたことがない事務所が安心

    過去に弁護士会・司法書士会から懲戒を受けていないかどうかも、事務所選びのポイントのひとつになります。
    懲戒の有無は以下の「弁護士懲戒処分検索センター」から調べることができますので、気になる事務所が見つかったときには忘れず確認しておきましょう。

    弁護士懲戒処分検索センターのWEBサイトはこちら

  7. (7)債務整理手続きをする際は透明な手続きをしているか確認

    債務整理で先方の貸金業者とどのような交渉を行っているのか、実際の和解金額がいくらなのか、書類できちんと提示してくれる事務所のほうが、信頼して手続きを任せることができます。

    経過があやふやな状態では、依頼中も不安な思いをする恐れがあるので、処理の透明性についても契約前にしっかりチェックしておきましょう。

7、まとめ

借金の悩みを相談できる窓口にはいくつかの候補がありますが、最終的に債務整理など実際の手続きを依頼することを考えると、最初から弁護士に直接相談しておくのが最もスムーズでおすすめです。

今回ご紹介したように、借金の相談を第三者に行うことで得られるメリットはたくさんありますので、今まさに借金問題で頭を抱えている…というみなさんは、ぜひこの機会に専門家に相談してみることをおすすめします。

ベリーベストでは、弁護士が法的な観点から最適なアドバイスをいたします。
借金問題に苦しんでいる方、他の相談機関に行ったけれど期待していた解決方法が得られなかった方など、ぜひお気軽にご相談ください。

  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています

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