債務整理 弁護士コラム
ソーシャルゲーム(ソシャゲ)などのスマホゲームで、「廃課金」と呼ばれるような多額の課金をしてしまう方は少なくありません。
少額で始めたはずなのに、いつの間にか課金に抵抗がなくなっている方や、借金をしてまで課金を続けてしまっている方もいるでしょう。
スマホゲームの課金は、一種の中毒症状をもたらします。「やめよう」と思っても、自分の意思では上手にコントロールできないものです。しかし、課金のせいで借金をしている場合は、早めに対策をしないとさらに生活に支障が出てしまうかもしれません。
本コラムでは、ソシャゲなどのスマホゲームで課金をやめられない心理、課金に制限をかける方法、課金をやめる方法、課金が原因で借金に悩んでいるときの対処法について、ベリーベスト法律事務所 債務整理専門チームの弁護士がご紹介します。
この記事で分かること
スマホゲームで課金をすると、一時的に気分が高揚したり、ゲーム内でほかのユーザーから褒められ、頼りにされたりすることもあるでしょう。スマホゲームには、思わず課金をしたくなる仕掛けが数多くあります。
こちらでは、スマホゲームで課金がやめられない原因について紹介します。
スマホゲームは、課金をしてくれるユーザーがより強く、快適に遊べるようにできています。課金をすればするほど、ゲーム内のアイテムやキャラクターを強くできるでしょう。
また、確率で良いアイテムが当たるガチャがあると、課金欲をさらにそそられるかもしれません。特に、初回限定で安くガチャを引ける仕様などがあると、最初がお得だったからといった理由で、つい何度も引いてしまいやすくなります。
しかし、確率で当たるガチャは、当然ながらすぐに当たるとは限りません。「次はきっと当たる」と思って引き続けるうちに、予算オーバーしてしまうこともありえます。
このように、ガチャにのめり込むことは、パチンコ依存にも似た状態です。何度遊んでも確率は変わらないのに「ずっと外れているから、次は当たりやすい」と言い聞かせ、パチンコを続けてしまう心理と酷似していると言えるでしょう。
課金をして自分のアカウントが強くなると、ほかのユーザーから一目置かれる存在になりやすくなります。強さを競り合っているライバルがいれば、そのライバルに自分の注目を奪われたくないからと、さらに課金に走ってしまうかもしれません。
また、ギルドやチームに所属していれば、レースやイベントで勝つため、頼られることもありえます。自分が課金をやめて弱くなれば、期待してくれているチームに迷惑がかかると感じ、課金のやめどきを見失ってしまうかもしれません。
さらに、課金によって強くなり、ほかの強いユーザーとの交流が発生すれば、欲しくもない課金アイテムを社交辞令や見栄のために購入する、といったこともありえます。
このように、ほかのユーザーからの見られ方を気にして、ずるずると課金を続けてしまっている方もいるでしょう。しかし、ゲームでの交流を大事にするあまり、身の丈に合わない課金をすれば、生活にも支障が出てしまいます。
課金をやめる勇気が出ない原因には、サンクコスト効果もあります。サンクコスト効果とは、今までの労力や金銭を投資した対象に対して「損したくない」という心理で合理的な判断ができなくなる現象です。
スマホゲームも、「この課金は無駄だった」などと後悔したくない一心で、課金を続けてしまいやすい環境といえます。
スマホゲームへの課金をやめたいけど、自分より課金しているユーザーもいるし大丈夫、と思っている方もいるかもしれません。しかし、「最近ちょっと課金しすぎかも」「微課金ではない気がする」と感じている時点で、課金に依存している可能性は大いにあるでしょう。
いくらの課金から気を付けるべきか、課金を続けるリスクについて紹介します。
いくら以上ゲームに支払うと廃課金、といった定義はありません。しかし、課金のために食費を削っている、生活費が足りなくなる、借金をしている、といった状況は廃課金と言えるでしょう。
収入が多ければ大金を使っても問題ないと思うかもしれませんが、収入に関係なく、生活に支障が出ている時点で、課金額が身の丈に合っていないと考えられます。
初めて課金するときは緊張していたのに、今では迷わず課金ができてしまう方は、借金への抵抗感も簡単に消えてしまいやすいかもしれません。
ゲームを始めるまでは考えられなかった金額を課金し、気づけばクレジットカードの返済などで頭がいっぱいになってしまうこともありえます。
課金によって生活が苦しくなるだけでなく、借金まで作ってしまうと、以下のような悪影響が発生するでしょう。
今ある仕事や人間関係を失わないためにも、借金をして苦しいと感じている方は、すぐに課金を制限することをおすすめします。
スマホゲームの課金で生活が苦しい方に向けて、課金を減らしたり、やめたりするための方法をいくつか紹介しましょう。
スマホのOSによっては、アプリ内課金を制限する設定や、課金時にパスワードを入力する設定を行える場合があります。お使いのスマホの設定画面などから、アプリのコンテンツ購入時の設定などを確認してみてください。
特にアプリ内課金を制限できると、衝動買いを抑えやすくなります。
課金をやめるために、もっとも効果があるのがアプリそのもののアンインストールです。自分のアカウントのデータも完全に削除してしまえば、ゲームに復帰したくなっても物理的にログインできません。
同時に、ボイスチャットアプリやLINEなどのグループチャットも削除することで、ゲーム内のフレンドから呼び戻しを受けることもなくなります。
アンインストールは難しいと感じるかもしれません。しかし、借金をするほど課金がやめられない方は、無課金でゲームを続けるのも困難な可能性が高いでしょう。ゲーム自体を引退することで、落ち着いて借金問題と向き合いやすくなります。
通勤通学や家事の合間にスマホゲームをやっている方は、スマホゲーム以外のことで暇をつぶすのも手段のひとつです。好きな音楽を聴く、読書をする、家族や友人からの連絡に返信をするなど、まずは短時間でもほかのことを行ってみましょう。
また、ゲームへよくログインしている時間に、友人との食事や習い事、買い物などの用事を入れることも有効です。ログイン時間が長くなるほど、つい課金もしたくなってしまいます。ゲーム内イベントの時間帯や、チームのチャットが盛んな時間などに、ゲーム以外の用事を入れて気を逸らすことで、課金のきっかけを減らしてみてください。
ゲームでの廃課金の末に、借金を抱えてしまった方もいるでしょう。
借金の解決方法といえば、「自己破産」を連想する方もいるかもしれません。しかし、自己破産以外にも、借金への対処法はいくつかあります。詳しく見ていきましょう。
借金のお悩みを弁護士に相談すれば、「債務整理」という方法を使って解決できる可能性があります。
ゲーム課金が原因の借金で、弁護士に相談することはハードルが高いと思われるかもしれません。しかし、相談のタイミングが後ろ倒しになるほど借金額が大きくなり、対処法の選択肢も少なくなってしまうため、早めに相談することがおすすめです。
弁護士であれば、お客さま一人一人の状況に合った借金問題解決のアドバイスや、今後の借金の返済計画を一緒に検討することができます。
ゲーム課金による借金はご自身で解決するのが難しいため、ひとりで解決しようとせずに、法律の専門家である弁護士に相談してみましょう。ベリーベスト法律事務所では、プライバシーに配慮し、個室でご相談をお伺いしています。弁護士は秘密厳守で対応するため、ご相談の内容が外に漏れる心配もありません。
債務整理とは、その名の通り、債務(=借金)を整理することです。
弁護士に相談した結果、債務整理で借金問題の解決を目指すのが良いと判断されることもあるでしょう。債務整理をそのまま弁護士に依頼すれば、借金を減らせるだけではなく、債権者からの取り立てを一時的に止めることが可能です。
債務整理の手法は主に3つあります。各手続きにはそれぞれメリットとデメリットがありますので、弁護士に相談しつつ、自分に合った最適な債務整理方法を選びましょう。
それぞれの手続きごとの大まかなメリットとデメリットは以下の通りです。
【任意整理のメリット】
ゲーム依存が疑われる場合には、依存症外来を受診しましょう。専門の病院でしっかり治療を行い、立ち直ることが必要です。
ゲームであっても侮ってはいけません。アルコール依存症やギャンブル依存症と同様に、治療が必要な状態です。ゲームをしないと落ち着かない、イライラするなどの症状が認められる場合には、ためらわずに専門家に相談していきましょう。
厚生労働省では依存症対策全国センターの設置を推進しています。相談できる医療機関や全国の相談窓口はこちらを参考にしてください。
全国の相談窓口・医療機関を探す(依存症対策全国センター)
課金で得られる高揚感は、お金に代えられないほど、大切なものであるかもしれません。
ただ、借金をしてまで課金をしている方は、一旦立ち止まりましょう。
人生はお金だけではありませんから、ゲーム上の成功も生きるうえでの大切な楽しみのひとつです。しかしゲームで課金をする際は、身の丈に合った予算を決めて、生活に支障のない範囲で楽しみましょう。
「スマホゲームでの課金をやめたい」と考えたときは、ゲーム中心の生活を改善していきましょう。
ゲーム以外のことに目を向けて、同じように熱中できるものが見つかれば、同様の高揚感を得られるかもしれません。また、時間もお金も浪費して人間関係が悪化してしまった方は、今の状況がよい方向へと大きく動き出していく可能性があります。
もしも課金が原因で借金を抱えてしまっている場合には、迷わずに弁護士に相談してください。弁護士であれば、状況を見ながら、借金問題の適切な解決方法をアドバイス可能です。
べリーベスト法律事務所では、債務整理専門チームの弁護士がご相談を受け付けています。相談は何度でも無料ですので、借金問題のお悩みから解放されたいとお考えの方は、お早めにベリーベスト法律事務所までご相談ください。
債務整理部マネージャー弁護士として、債務整理・借金問題及びその周辺分野に精通しています。これまで、お客さまの生活再建に向けて、数多くの案件に対応してまいりました。債務整理のご相談は、何度でも無料です。任意整理、自己破産、個人再生など、借金問題についてお悩みの方は、ぜひお気軽に ご相談ください。
友人や親族から「保証人になってほしい」と頼まれた際、断りづらさから安易に応じてしまう人もいます。しかし、保証契約は単なる形式的な署名ではなく、保証人に重い法的責任を負わせるものです。
特に「連帯保証」では、債権者が主債務者を飛ばして直ちに保証人へ請求できるため、負担は極めて重くなります。
今回は、保証債務の定義や仕組み、通常の保証と連帯保証の違い、保証人が直面するリスクや責任範囲などをベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
借金の返済が滞ってしまうと、最終的に「差押え」という強制執行に発展することがあります。差押えで持っていかれる可能性があるものには、預金や給与の一部、不動産や車など、日常生活に欠かせない財産が含まれており、生活への影響は計り知れません。
しかも、借金の返済が滞った場合、信用情報に影響が出るため、クレジットカードの利用停止がなされる場合もあります。また、差押えされた場合、銀行口座が凍結されたり、勤務先に借金が知られたり、信用や人間関係にまで波及する場合があります。そのため、精神的な負担も非常に大きく、日常生活そのものが立ち行かなくなるケースも少なくありません。
もっとも、すべての財産が差押えの対象になるわけではなく、法律で「生活に最低限必要な財産」は守られています。また、事前に債務整理を行うことで差押えを防ぐことも可能です。今回は、差押えで持っていかれるもの・持っていかれないもの、差押えが生活に与える影響などをベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
一般的な金融機関から借り入れができなくなって闇金に手を出してしまい、深刻な被害に遭ってしまう人は後を絶ちません。
闇金は、「審査なし」「ブラックOK」「誰でも即日融資」などの甘い文句で勧誘してくるものです。しかし、闇金は到底支払えないような高金利を要求し、支払いが遅れるとしつこい取り立てや悪質な嫌がらせによって精神的に追い込んできます。
ご自身だけでなく、家族や知人、職場にまで被害が及ぶ可能性も高いので、絶対に闇金に手を出してはいけません。もしお金を借りてしまったら、すぐに弁護士へ相談しましょう。
本コラムでは、闇金とはどのような業者のことをいうのか、闇金が使う具体的な手口、お金を借りてしまったときの対処法などについて、ベリーベスト法律事務所 債務整理専門チームの弁護士が解説します。
