債務整理 弁護士コラム

借金のある彼氏と結婚しても幸せになれる? まずは借金の理由を知るべし!

2019年11月18日
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借金のある彼氏と結婚しても幸せになれる? まずは借金の理由を知るべし!

結婚は女性にとって人生でもっとも大切なイベントの一つだと思います。
しかし、肝心のお相手の彼には借金があると知って、不安を感じている方もひょっとしたら多いのではないでしょうか。

この記事では、

・借金のある彼氏と結婚して本当に幸せになれるのか
・借金がある相手と結婚してよい場合としてはいけない場合
・彼氏の借金を解消する、とっておきの方法

について解説します。

1、借金のある彼氏と結婚するリスク

借金がある彼氏といざ結婚となるととても不安でしょう。
彼氏に借金がある場合、次のようなことが将来のあなたの現実になってしまう可能性があります。

  1. (1)お金に困る人生になる

    お互いに独り身のときには週末のデートも楽しくできますが、結婚するとなると何よりも生活が第一になります。

    一緒に生活し始めると「外食するぐらいなら貯金した方が……」なんてことも思ってしまいがちです。何をするにも最初に頭をよぎるのはお金……そんな「お金に困る人生」となってしまうかもしれません。

    共働きの2人暮らしなら生活費に余裕はあるかもしれませんが、同居し始めて数年もたてば子どもができるかもしれません。子どもができれば当然ながらあなたは仕事ができない期間が生まれますし、キャリアも断絶してしまう可能性もあるのが現実です。

    借金に追われる夫婦生活は本当に悲惨なものです。どんなに彼のことが大好きでも、彼自身の借金は結婚する前に整理してもらうようにしましょう。

  2. (2)借金を繰り返される

    20代~30代の独身ですでに借金がある彼は、将来的にも同じように借金を繰り返す可能性が高いです。

    というのも、家を買うためでもなく、生活も現状は自分一人さえまかなえばよいにもかかわらず、そのお金すら他人から借りているという状態は、もはや彼自身の人生観を反映しているといわざるをえないからです。
    結婚を機に人間が変わる! というのもドラマや映画の世界だけの話です。

    実際には、彼氏のだらしのない金銭感覚や、無駄づかいに振り回されてしまう可能性が高いでしょう。
    そんな彼に対してあなたが不満をぶつけるたびに、お互いの溝が深まってしまいます。

    自分で起業したので借金があるとか、親の住宅ローンを肩代わりするために借金があるといったような話であれば、原因がはっきりしているためその後も借金を繰り返すというような可能性は低いでしょう。

    しかし、個人的な理由の借金がある状態で結婚を申し込んでくる時点で、相手の感覚を疑う必要があります。
    人間はそう簡単に変わることはできません。「借金を0円にしてくるまでは結婚なんて考えられない」と断るぐらいのショック療法が必要です。

  3. (3)自分にも債権者からの支払請求がくる

    結婚している夫婦といえども、法律上は別の人間として扱われるのが原則です。
    ただし、生活を一緒にしている以上、印鑑登録している実印などを同じ場所で管理することが多いでしょう。

    そうなると、彼氏が勝手にあなたを自分の借金の保証人にしてしまうようなことも起こりかねません。借金の保証人となった場合、彼が借金を返せなくなったらあなたに対して借金の請求が来ることになります。

    最悪の場合には、あなたの勤務先のお給料なども差し押さえられてしまい、勤務先の人たちにも借金があることを知られてしまうでしょう。

    ただし、あなたの了承なく勝手に保証人にされていた場合は無効となりますので、お困りの際は弁護士にご相談ください。

  4. (4)自分の稼ぎを取られてしまう

    結婚して夫婦になると、どんなにきっちりと管理しようとしても、お互いの財布を完全に分けることは難しくなります。

    同居している家の家賃や光熱費は1つの銀行口座から引き落としにせざるを得ませんし、食費に関して厳密にお互いの負担分を設定するのは難しいでしょう。
    そうなると、気づいたらあなたの方が彼よりたくさんの生活費を負担している、なんてことにもなりかねません。

    借金がある彼は、すでにその返済でお金がどんどん出ていっている状態かもしれません。
    自分との生活費を支払う前に、消費者金融やクレジットカード会社に優先的にお金を払っている……。結婚当初はいいかもしれませんが、いつかはこういう相手を精神的に受け入れられなくなる日が来るかもしれません。

  5. (5)家を建てたり子どもを作ったりできない

    結婚する時点で借金がたくさんある彼氏は、すでに金融機関のブラックリストに入れられているかもしれません。

    ブラックリストというのは、信用情報機関という情報ネットワーク上で「この人は過去に借金をちゃんと支払わなかったことがある」という履歴が登録されてしまうことです。

    このようなブラックリスト登録がされている状態だと、マイホームを購入するための住宅ローンを組んだり、自動車を購入するためのローンを組んだりすることができません。

    また、借金が原因で生活が苦しい状態では「子どもを持つ」という選択肢が考えられなくなってしまう可能性もあります。

    女性が子どもを産める年齢には確実にタイムリミットがありますから、子どもがほしいのであれば、そこから逆算して人生設計を考えなくてはなりません。

    今、相手をどんなに愛していても、生活が成り立たない状態でその気持ちを継続するのはとても困難です。
    若いうちの貧乏は恥ではありませんが、30代以降になってもお金がない男性…というのはどんどん魅力を失っていくものです。

2、離婚理由の第2位は「経済的理由」

裁判所が毎年発表している統計データに「司法統計(婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別)」というものがあります。 この平成29年版によると、女性の側から裁判所に離婚の申し立てをした理由のランキングは以下のようになっています。

  • 性格が合わない:18846
  • 生活費を渡さない:13820
  • 精神的に虐待する:12093
  • 暴力を振るう:10311
  • 異性関係:7987
  • その他:5173
  • 浪費する:5000
  • 家庭を捨てて省みない:3946
  • 性的不調和:3500
  • 家族親族と折り合いが悪い:3254
  • 酒を飲み過ぎる:2964
  • 不詳:2725
  • 病気:890
  • 同居に応じない:847
  • 総数:47807

「性格が合わない」が第一位ですが、第二位に「生活費を渡さない」という経済的な理由があがっているのに驚く方も多いのではないでしょうか。これは、「異性関係」=不倫よりもはるかに多い数字です。

「お金に余裕があるのに生活費をわたさない」というケースも中にはあるかもしれませんが、多くのケースでは「借金などがあって生活費を渡したくても渡せない」というのが実情でしょう。

このように、借金による経済状態の悪さは、婚姻関係そのものを破壊してしまう原因となることを理解しておかなくてはなりません。

なお、単に「借金がある」ということのみでは、離婚事由とはならないことも知っておいてください。

離婚は原則として夫婦双方の同意がないと基本的に成立しませんから、あなたがどんなに離婚をしたくても、相手が同意しない限りは離婚をすることすらできない可能性があります。

夫婦の一方からの意思表示のみによって離婚を成立させるためには、法定離婚事由として以下のような事情があることが必要なのです。

  • 配偶者に不貞な行為があったとき
  • 配偶者から悪意で遺棄されたとき
  • 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき
  • 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
  • その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき
    (民法第770条第1項)

3、結婚の決断に大切なのは借金の理由

ここまでは借金のある彼氏についてはかなり否定的な内容を書いてきましたが、ここからは「借金の理由別」に、許容できるケースとそうでないケースについてみておきましょう。
あなたの大切な彼に、次のような事情が当てはまらないでしょうか。

ぜひチェックしてみてください。

  1. (1)客観的に仕方ない事情であったかどうか

    もし彼に借金があったとしても、その借金を作ってしまった理由によっては許容できるケースがあります。

    たとえば、「家族が高額医療を受ける必要のある病気になってしまったので仕方なく借金をした」とか、「人生をかけてチャレンジしている起業のために借金をしたが、そのビジネスが軌道に乗るかどうかの段階である」といった事情があるなら、その借金は許容できる可能性があります。

    もちろん、どのような理由であれ借金は期限までに返済しなくてはならないものですから、負担は変わりませんが、最悪の場合、借金は合法的に免除してもらったり、減額してもらったりする「債務整理」を利用することは可能です。

    重要なのは「借金の原因」が彼の性格によるものかどうかを見きわめることです。借金を作ってしまった理由が単に彼のだらしない性格や、生活態度に根差すものでないでしょうか。

    彼の借金が、彼の性格に原因がある場合、何度救済措置を受けたとしても、また借金を繰り返してしまう可能性が高いからです。

    また、一見仕方がないような事情(友達を助けるために保証人になったなど)であっても、実は人生経験が未熟であることの裏返しとなっているような理由もありますから注意しておきましょう。

    あなたと結婚する彼は、あなたの将来の生活をにぎる大黒柱となる男性です。
    どんなに性格が良い人であっても、生活力がない人や、自分で自分の身を守ることができないようでは「頼りない」と言わざるを得ないでしょう。

  2. (2)お金遣いが荒い、ギャンブルなどを理由とする借金の場合はよく考えて

    極端にお金遣いが荒いとか、ギャンブルをする習慣があるといった事情がある場合には、要注意といえます。

    こうしたことを理由に借金までしてしまうというのは、日頃のストレスをこうした行動(極端な買い物をすることやギャンブルをすること)によって解消する癖がついているのかもしれません。

    また、「お金遣いが荒い」という行動は、彼の性格にもとづくものかもしれません。

    あなたの前で見せる彼のお金遣いの荒さは、彼の見栄っ張りな性格や、女性に軽く見られたくないとかいった虚栄心を反映していないでしょうか。
    日ごろの彼の言動をよく観察して、本当に信頼に足る人であるのかを見極めておくことが大切です。

    「借金がある」という現在の彼の状態は、良くも悪くも彼の性格や、これまでの人生の過ごし方を如実に表す結果であることを理解しておきましょう。
    堅実に生活してきた人には、マイホーム購入などの事情がない限り、借金などはないものです。

4、次に大切なのは、変わってくれるかどうか

次に大切なことは、彼がこれまでの生活態度を改めて、借金をなくすための具体的な行動をとってくれるかどうかです。

あなたの大切な彼は、確かにこれまでにどうしようもない理由によって借金を作ってしまったのかもしれません。
しかし、あなたが「借金のある男性とは結婚できない」ということをしっかりと伝えたときに、今ある借金をなくすために具体的な行動をとってくれるかどうかをよく見極めてください。

あなた自身では彼の見方が主観的になってしまって、甘い採点してしまいがちという場合には、信頼できる友人に協力してもらうのも良いでしょう。

客観的な立場から彼氏の言動を評価してもらうことは、あなたの今後の人生の判断を正しく行うことに役立つでしょう。

第三者から見ても、彼が借金をなくすための行動を誠実にとってくれるようなら、彼を信じて愛を貫くのも一つの選択肢です。

5、借金で首がまわらない場合は債務整理を勧めよう

  1. (1)借金の減額や免除ができる債務整理

    すでに何度か話に触れていますが、借金は法律上の手続きをふむことで、合法的に減額や免除を認めてもらう方法があります。

    債務整理といわれる方法がこれで、具体的には個人再生、自己破産といった手続きを裁判所に申し立てることで、借金の負担を減らしてもらうことが可能なのです。

    債務整理は、自力で手続きをする人も中にはいますが、ほとんどのケースでは弁護士などの法律家の事務所に相談をして、手続きを代行してもらう必要があります。

    もし、彼氏が借金で首も回らない状態なのなら、いったん結婚を保留にし、債務整理という借金解決の方法があることを彼に教えてあげましょう。彼が冷静に借金をなくすための行動を取ってくれるかどうかを見極めてください。

    こうしたときにあなたの意見をまともに聞いてくれないようであれば、彼は今後の生活でもあなたに対して同じ態度をとる可能性が高いでしょう。

  2. (2)債務整理をした後の結婚~結婚生活への影響は?

    債務整理なんかをして結婚に影響が出るのでは……そんな不安がありますか?
    しかし、債務整理をせずに結婚してしまったり結婚を諦めてしまう方が、後の生活やあなたの心に大きな影響を与える可能性が大きいのです。

    債務整理で結婚生活に影響が出ることとしては、クレジットカードの利用が一定期間制限されることや、職業によって(警備員など)一定期間仕事が制限を受けることなどが挙げられます。

    とはいえこれらは「一定期間」です。共に乗り越える覚悟は必要かもしれません。

6、まとめ

今回は、結婚を考えているけれど、相手に借金があって不安……という女性向けに、具体的な判断基準や、借金をなくすための方法について解説いたしました。

借金のある彼と結婚すべきかどうかは、その借金を作ってしまった原因をよく見極めることが大切です。

彼氏にこれまでの生活態度を見直す姿勢が見られるなら、借金を解消した後であれば結婚を考えることも問題ないでしょう。

本文で見た債務整理の方法については、多くの弁護士事務所では無料相談ができますから、一度アドバイスを受けてみることをおすすめします。

  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています

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