債務整理 弁護士コラム

消費者金融からの借金は自己破産できる? 事前にチェックすべきこと5つ

2019年04月26日
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消費者金融からの借金は自己破産できる? 事前にチェックすべきこと5つ

「ギャンブルをするため消費者金融から借り入れしてしまった」
「無計画に消費者金融から借り入れして給料の半分が借金返済でつらい」

消費者金融から予想以上に借り入れをしてしまって、生活が苦しくなっているのではないでしょうか。
かなうなら今すぐにでも借金をなくしたいところでしょう。

結論からいうと、消費者金融の借金は自己破産できれば0円になります。

ただし裁判所で免責(※)の許可が下りることが条件です。
(※)免責・・・借金返済の義務がなくなること

そこで今回は、

・浪費やギャンブル目的での消費者金融の借金は自己破産できるのか
・免責の許可が下りない自己破産のケース
・自己破産をする前に知っておくべきこと

などについて解説していきます。

自己破産できるかどうかで悩んでいる人のご参考になれば幸いです。

1、消費者金融の借金は自己破産できる

浪費やギャンブル目的で消費者金融からのお金を借りた場合は、免責不許可事由(※)に該当しますが、実際は自己破産できます。
(※) 免責不許可事由・・・免責の許可が下りない理由に該当するもの

自己破産で重要なのは3つ。

  1. ① 借金のことを反省している
  2. ② 現在は生活の改善ができている
  3. ③ 破産手続きに協力的である

この3つの条件を満たし、裁量免責といって裁判所が許可をすれば、免責を受けることは可能です。

「前項の規定にかかわらず、同項各号に掲げる事由のいずれかに該当する場合であっても、裁判所は、破産手続開始の決定に至った経緯その他一切の事情を考慮して免責を許可することが相当であると認めるときは、免責許可の決定をすることができる。」

(引用:破産法第252条2項)

ちなみに、破産手続きをした人の約96%は免責許可をもらっています。

2、免責不許可事由で自己破産できない11のケース

自己破産の手続きをするときに免責不許可事由になる場合は、破産法252条に記されている11のケースのいずれかに該当する場合です。

  1. ① 財産を隠して破産手続きをした
  2. ② クレジットカードで支払いが終わっていない商品を売って現金化した
  3. ③ 複数の債権者(※)がいるのに一部の人を優先して返済した
    (※)債権者・・・お金を返してもらう権利のある人
  4. ④ 欲しい物やギャンブルのために借り入れをした
  5. ⑤ 破産手続きの申し立てをする1年以内に収入証明書を偽造して借り入れをした
  6. ⑥ 財産に関する書類の隠蔽(いんぺい)行為をした
  7. ⑦ 破産手続きをする際に必要な債権者名簿に虚偽を書いた
  8. ⑧ 裁判所が財産を調査する際に非協力的であるとき
  9. ⑨ 破産手続きをする際に選ばれる破産管財人(※)の業務妨害をした
    (※)破産管財人・・・裁判所が選任する弁護士
  10. ⑩ 7年以内に免責許可が下りていた
  11. ⑪ 破産手続きの進行を妨害する行為をした

(参考:破産法第252条1項1~11号)

3、自己破産をする前に知っておくべきこと

  1. (1)自己破産をすると何年間も借り入れできない

    自己破産をすると信用情報(※)に傷がつくため、一定期間は金融機関から借り入れできなくなるというデメリットがあります。
    (※)信用情報・・・クレジットカード・カードローンなどを使った履歴

    信用情報に傷がつく期間と、どのような金融機関で借り入れできなくなるかを表にまとめたので参考にしてください。

    信用情報機関(※)信用情報に傷が回復するまでにかかる期間金融機関
    日本信用情報機構(JICC)5年消費者金融会社・銀行などの金融会社
    株式会社シー・アイ・シー(CIC)5年消費者金融・信販会社
    全国銀行協会(KSC)10年銀行

    (※)信用情報機関……あなたの消費者金融の契約や借り入れ、返済などを記録している機関

  2. (2)信用情報が回復すれば借り入れはできる

    上述しましたが、一定期間を過ぎれば信用情報は回復するため、消費者金融などの金融機関からの借り入れができる可能性はあります。

    ただし、信用情報が回復しても必ずしも審査が通るとは限りません。

    ●信用情報が回復しても審査に落ちる理由
    信用情報が回復しても審査に通らない可能性は2つあります。

    1. ① ホワイト(クレジットカードなどを利用した記録が何年もない)
    2. ② 安定した毎月の収入がない

    ホワイトなのに審査に落ちるのは、普通に生活していたら現金以外で買い物をするケースは少なくないからです。

    つまり、クレジットカードなど現金以外を使った記録がないのは、逆に不自然だということ。

    ホワイトなのは、過去に何かしらの事情があると思われるため、信用情報が回復しても審査が通らない可能性があります。

    ちなみに2018年1月より銀行カードローンの審査は厳しくなったため、融資を受けづらくなりました。

  3. (3)自己破産後は同じ消費者金融では借り入れできない

    信用情報が回復しても、自己破産をする前に借金していた金融機関からは借り入れできない可能性が高いです。

    金融機関独自のブラックリストに載っているからです。

    たとえば、あなたが金融機関だとして、過去にお金を貸した相手が自己破産をしてその借金が無くなったとします。

    その相手から、もう一度「お金を貸して」と言われても断るかと思います。

    金融機関もあなたと同じ考えを持っているため、自己破産で借金が0円になった人にはお金を貸しません。

    なお、グループ会社からも借り入れはできないと考えられます。

4、自己破産後に家計が苦しくても闇金からの借り入れはNG

生活が苦しくなったとしても絶対に闇金からは借り入れしないでください。
闇金の金利は、トイチ(10日で1割の金利がつくこと)でお金を借りた場合で3.142%だからです。

消費者金融でお金を借りた場合は、金額によって金利は違いますが法律で15~20%と定められています。

闇金と消費者金融で10万円を借りた場合を比べてみると、年間の金額の差は322万2000円です。

したがって、闇金にお金を借りてしまうと法外な金利を請求され、返済できない金額に膨れ上がる可能性が高いので絶対に借り入れしてはいけません。

5、自己破産後に家計が苦しくなったときの緊急手段

自己破産をした後に、生活費が足りなくなった場合にできる緊急手段をご紹介します。

  1. (1)日払いのアルバイトをする

    早急にお金が欲しいなら日払いのバイトをしましょう。
    仕事によって給料は低いかもしれませんが、現金はすぐに手に入ります。

    誰にも迷惑はかけませんし、緊急手段にはもってこいの方法です。

  2. (2)家にあるものをアプリやフリマで売る

    どうしても家計が苦しいのであれば、家にある【売れそうな本・漫画・洋服】などをメルカリのアプリやフリーマーケットで売りましよう。

    売る商品にもよりますが3000円~1万円の間であれば稼ぐのは不可能ではありません。

6、まとめ

消費者金融の借金で苦しんでいるなら1日でも早く自己破産をした方が良いかもしれません。

自己破産をすれば借金生活のストレスから解放されます。

自己破産をする目安は、現在の借金を今から5年かからないで返済できるかどうかです。

今すぐ精神的に楽になりたい、もしくは5年以上返済に時間がかかるのなら弁護士へ相談することをおすすめします。

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