債務整理 弁護士コラム
任意整理をお考えの方の中には、「複数の弁護士に任意整理の相談・依頼をすることができるのだろうか」と疑問を抱いている方もいるでしょう。
複数の弁護士に任意整理の相談・依頼をすること自体は可能ですが、任意整理の依頼は、できる限りひとりの弁護士に依頼した方がよいといえます。また、適切に任意整理するためには、依頼する弁護士も慎重に選ぶことが必要です。
本コラムでは、任意整理を複数の弁護士に相談・依頼できるのか、また、弁護士選びのポイントなどについて、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
まず1章では、任意整理について、複数の弁護士に相談することができるのかどうかを解説します。
そもそも、「法律相談を複数の弁護士にしてはいけない」というルールはありません。そのため、任意整理の法律相談を複数の弁護士にすることは可能です。
たとえば、A弁護士に任意整理の相談をした後に、B弁護士に任意整理の相談をするということもまったく問題ありません。また、B弁護士に相談する際に、すでに別の弁護士に相談していることの伝達も不要です。
法律事務所によっては、任意整理の相談を無料で対応しているところもあるため、複数の弁護士に相談する場合には、そのような法律事務所から選んでいくとよいでしょう。
複数の弁護士に任意整理の相談をすることで、以下のような2つのメリットが得られます。
任意整理の相談は、複数の弁護士にしても問題ありません。任意整理の依頼においては、借金ごとに複数の弁護士に頼めるのかどうかを解説します。
複数の弁護士に相談する場合と同様に、借金ごとに複数の弁護士に依頼することも禁止されていません。
しかし、すでにひとりの弁護士に任意整理の依頼をしている場合、別の弁護士にほかの借金についての任意整理の依頼をしても、断られることが多いです。現実的には、複数の弁護士に対する依頼は難しいケースが多いでしょう。
複数の弁護士に依頼すべきではない理由としては、以下のような2つの理由が挙げられます。
任意整理を弁護士に依頼する際には、以下のような3つのポイントを踏まえて弁護士を選ぶようにしましょう。
任意整理を依頼するときは、実績豊富な弁護士を依頼するべきといえます。
経験豊富な弁護士であれば、業者との交渉も慣れており、より有利な条件で任意整理を進められる可能性があるからです。
実績については、相談時に弁護士に確認したり、法律事務所のホームページを見たりすることで把握することができます。
任意整理を依頼した後も、返済計画の立案にあたって複数回弁護士との打ち合わせが必要になってきます。高圧的な態度の弁護士だと、打ち合わせに行くのも億劫になってしまいますので、相談しやすい雰囲気の弁護士を選ぶことが大切です。
初めて弁護士に依頼する方は、弁護士費用がどのくらいかかるのかなど、金銭面に対する不安を感じている方が多いです。そこで、相談時に明確に任意整理の費用を提示してくれる弁護士を選ぶのが安心でしょう。
任意整理を検討するにあたって、弁護士選びで悩まれる方は少なくありません。
複数の弁護士に依頼することは推奨されないため、相談の段階から信用できる弁護士を探すことが望ましいといえるでしょう。
ベリーベスト法律事務所では、全国各地の拠点で任意整理に関する相談・依頼を受けており、豊富な実績を有しています。任意整理に関するご相談であれば、何度でも相談料無料で対応しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
借金問題解決に向けて、弁護士とともに一歩ずつ取り組んでいきましょう。
ベリーベスト法律事務所は、北海道から沖縄まで展開する大規模法律事務所です。
債務整理、任意整理、自己破産、個人再生、過払い金請求など、借金問題についてのお悩み解決を弁護士がサポートいたします。債務整理のご相談は何度でも無料です。ぜひお気軽に お問い合わせください。
銀行ローンは、消費者金融からの借金とは異なり、安心感がある上に金利(利息の割合)も消費者金融に比べると低い場合が多いため、利用者も多数いらっしゃいます。
しかし、銀行ローンには総量規制(借り入れできる金額の上限を定める制度)が適用されないこともあり、ついお金を借りすぎてしまって、返済が困難となるケースも少なくありません。
借金の返済が難しくなった場合は、任意整理で毎月の返済額を減額することが有効です。銀行ローンも基本的に任意整理の対象となりますが、消費者金融とは異なる点に注意してください。
本コラムでは、銀行ローンの任意整理について、ベリーベスト法律事務所 債務整理専門チームの弁護士が解説します。
任意整理をすると、信用情報に事故情報が登録されます。いわゆる「ブラックリスト」に登録された状態となり、その後はローンなどの借り入れやクレジットカードなどの利用が難しくなってしまいます。
しかし、一定期間が経過すると事故情報が削除されるので、その状態は解消されます。本コラムでは、任意整理によってブラックリストに登録されるのは、いつからいつまでなのかを解説します。登録期間中に生じるデメリットと対応策も具体的にご紹介しますので、参考になさってください。
弁護士に任意整理を依頼した方のなかには、費用の滞納や、弁護士からの連絡を無視するなどの不誠実な態度をとってしまった方もいるかもしれません。そのような状況では、担当する弁護士に辞任されてしまう可能性があります。
弁護士に辞任されると、債権者から借金返済の督促が再開します。そして督促に対して支払いが滞ったままだと、家や車などの財産を差し押さえられてしまうリスクにつながります。
弁護士に辞任されてしまったとしても、別の弁護士に再度任意整理の依頼をすることは可能です。ただし、再度の依頼には注意点がありますので、しっかりと押さえておきましょう。
今回は、任意整理で弁護士に辞任された場合のリスクや、その場合の対処法などについて、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。