債務整理 弁護士コラム

多重債務者はリスクが多い? 多重債務の原因や解決方法について解説

  • 借金問題
  • 多重債務者
更新日:2026年03月16日 公開日:2020年10月15日

多重債務者はリスクが多い? 多重債務の原因や解決方法について解説

複数の銀行や消費者金融などからお金を借りている状態は「多重債務」と呼ばれます。

多重債務者は、すでに収入に見合わないほど多額の借金を抱えており、返済困難な状態に陥っているケースが少なくありません。複数社から借り入れをし、返済ができず苦しんでいるなら、借金返済の負担を減らす「債務整理」を検討してみてください。

本コラムでは、多重債務に陥る原因や放置するリスク、解決方法などをベリーベスト法律事務所 債務整理専門チームの弁護士が解説します。

1、多重債務者とは? 多重債務になる理由

「多重債務者」とは、複数の債権者に対して債務(お金を支払う義務)を負っている状態です。
たとえば、銀行・消費者金融・クレジットカードのキャッシングなどを複数社利用し、限界までお金を借りている人は多重債務者とされます。

  1. (1)多重債務者になるとどうなる?

    多重債務者は、簡単に言えば「お金を借り過ぎている」状態です。すでに完済が困難になっているケースも少なくありません。

    次章で詳しく解説しますが、多重債務者になるとさまざまなリスクを負うことになってしまいます。返済の負担がどんどん増えていくうえに、返済できない状態につけ込むヤミ金に狙われてしまうリスクも高まります。

    そのため、多重債務になってしまったら、なるべく早く借金問題の解決に向けて動き出すのがおすすめです。

  2. (2)借金がいつまでも減らない! 多重債務の主な原因

    首相官邸が公表している資料によると、令和6年に財務(支)局に寄せられた多重債務の相談において、借金をしたきっかけについては、以下のような結果が出ています。

    借金をしたきっかけ 件数
    低収入・収入の減少 3062
    商品・サービス購入 2178
    借金の返済またはクレジットカードの利用代金 1177
    ギャンブルなど 725
    その他 826
    不明 812

    出典:「多重債務者対策をめぐる現状及び施策の動向」(首相官邸)

    もともと収入が少ない方は、生活費が足りなくなって多重債務に陥るリスクが高いと考えられます。
    その一方で、収入に見合わない高額の買い物をしたり、ギャンブルにのめり込んだりして多重債務に陥る方も一定数いることがわかります。

    また、借金やクレジットカード代金を支払うために、別のところから借金をする「自転車操業」状態に陥っている方も少なくないようです。

2、多重債務を放置するリスク

多重債務を放置すると、さまざまなリスクを負うことになります。いくつか紹介しましょう。

  1. (1)返済の負担がどんどん増える

    多重債務状態では、毎月支払う利息の負担が極めて重くなります。月々の返済の大半が利息の支払いに充てられ、元本がほとんど減らないというケースも珍しくありません。

    返済し続けても元本が減らず、生活費が足りなくなってまた新たに借金をするケースもよく見られます。そうなると、さらに返済の負担が増えていき、完済がさらに遠のいてしまうでしょう。

  2. (2)年収の3分の1を超える借金はできない

    消費者金融などの貸金業者からは、原則として年収の3分の1までしかお金を借りることができません。借り過ぎを防止する「総量規制」というルールによって、上限が設けられているためです。

    このように、無限に借金ができるわけではないため、借金を返すために新たな借金をする「自転車操業」をしていても、いずれ破綻してしまいます。

  3. (3)ヤミ金の被害に遭いやすくなる

    借金は、無限にできるものではありません。借金の額が大きくなれば、銀行や消費者金融がお金を貸してくれなくなります

    しかし多重債務になった方は、借金で生活費を賄うクセが染みついてしまい、ほかにお金を貸してくれる業者を探してしまいがちです。その結果、違法業者である「ヤミ金」にたどり着いてしまう方も少なくありません。

    ヤミ金は、利用者に対して法外な高金利を請求したり、返済できなくなると暴力的な方法で取り立てを行ったりします
    返済しようとしても、さまざまな理由をつけて完済を阻止し、半永久的に利息を取り続けようとするのも、ヤミ金のよくある手法です。

    一度でもヤミ金を利用すると、経済的に搾取されてしまい、日常生活の中でも大きなストレスを抱えることになるでしょう。

  4. (4)違法行為に手を染めてしまうおそれがある

    多重債務で経済的に苦しく、心も弱っている状態では、違法行為に手を染めてしまうリスクも高くなります

    たとえば、ヤミ金を利用して借金の返済ができなくなると、特殊詐欺や銀行口座の売却、強盗などの犯罪行為に協力するよう要求されるケースもあります。

    このような違法行為に手を染めると、その後の人生が台無しになってしまいます。後悔しないためにも、少しでも早く多重債務の問題を解決しましょう。

3、多重債務による借金問題の解決方法

多重債務で借金が膨らんでしまったときの対策には、金利の安いおまとめローンへの借り換えや、債務整理などが挙げられます。それぞれ、詳しく紹介しましょう。

  1. (1)金利の安いおまとめローンに借り換える

    「おまとめローン」とは、複数社からの借金をひとつにまとめるためのローンです。銀行や消費者金融などが提供しています。

    おまとめローンに借り換えれば、借入先が1社のみになり、多重債務状態は解消されます。返済の管理も楽になるでしょう。
    また、借り換え前よりも金利が低いおまとめローンを利用すれば、利息の負担も抑えることができます。

    ただし、以下のようなデメリットもあることに気を付けましょう。

    • 金利の低いおまとめローンを探す手間がかかる
    • 審査に落ちてしまうことがある
    • 審査に通ったものの、思ったほど金利が低くならないことがある
  2. (2)債務整理を行う

    「債務整理」とは、借金などの債務の負担を軽減する手続きです。債務整理には、以下のような種類があります。

    ① 任意整理
    債権者と交渉して、利息・遅延損害金のカットや支払いスケジュールの延長などを認めてもらう手続きです。裁判所を通さないので、債務整理のなかでは手続きが比較的簡単です。

    ② 個人再生
    裁判所を通じて、借金などの債務を減額してもらう手続きです。元本の減額も認められるほか、自宅の処分を回避できる制度が設けられています。

    ③ 自己破産
    裁判所を通じて、借金などの債務を免責してもらう(返済の責任を帳消しにしてもらう)手続きです。高価な財産などは処分されますが、借金がゼロになります。


    おまとめローンとは異なり、債務整理なら借金自体を減らせたり、免責を受けられたりする可能性もあります。借金問題の根本的な解決を目指したいなら、債務整理を検討しましょう。

4、多重債務でお悩みの方は、弁護士に相談を

多重債務で借金返済がつらい方は、弁護士にご相談ください。

弁護士は、借金問題を解決するためのサポートを幅広く行っています。状況に合った返済方法などをアドバイスするとともに、今後の返済計画や生活を立て直す方法についてもご一緒に考えます。

正式に弁護士へ依頼をすると、弁護士が債権者に対して受任通知を送付することで、一時的に取り立てをストップ可能です債務整理の手続きを全面的に代行し、お客さまにご負担をかけることなく、借金問題の解決を目指します

ベリーベスト法律事務所では、借金問題について何度でも無料でご相談いただけますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

5、まとめ

多重債務の状態を放置すると、生活がどんどん苦しくなり、違法行為にも手を出しやすくなってしまいます。一日も早く弁護士に相談して、借金問題の解決を図りましょう。

ベリーベスト法律事務所では、借金問題や債務整理に関するご相談を随時受け付けております。多重債務状態に陥っている方は、ひとりで抱え込まず、ベリーベスト法律事務所までご相談ください。

この記事の監修者
菅谷良平

債務整理部マネージャー弁護士として、債務整理・借金問題及びその周辺分野に精通しています。これまで、お客さまの生活再建に向けて、数多くの案件に対応してまいりました。債務整理のご相談は、何度でも無料です。任意整理、自己破産、個人再生など、借金問題についてお悩みの方は、ぜひお気軽に ご相談ください。

  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています
オフィス
[実績]
・債務整理の相談件数 13万1237件
  ※集計期間:2010年12⽉〜2024年12⽉末
・過払い金請求 回収実績件数 90253件
・過払い金請求 回収実績金額 1067億円以上
  ※集計期間:2011年2⽉〜2022年12⽉末
[拠点・弁護士数]
全国75拠点、約400名の弁護士が在籍
※2026年1月現在
[設立]
2010年(平成22年)12月16日

同じカテゴリのコラム(借金問題)

閉じる
通話無料
0120-170-316
※平日:9:30~21:00/土日祝:10:00~18:30
開く
今すぐ!相談予約
PAGE TOP