債務整理 弁護士コラム
複数の銀行や消費者金融などからお金を借りている状態は「多重債務」と呼ばれます。
多重債務者は、すでに収入に見合わないほど多額の借金を抱えており、返済困難な状態に陥っているケースが少なくありません。複数社から借り入れをし、返済ができず苦しんでいるなら、借金返済の負担を減らす「債務整理」を検討してみてください。
本コラムでは、多重債務に陥る原因や放置するリスク、解決方法などをベリーベスト法律事務所 債務整理専門チームの弁護士が解説します。
「多重債務者」とは、複数の債権者に対して債務(お金を支払う義務)を負っている状態です。
たとえば、銀行・消費者金融・クレジットカードのキャッシングなどを複数社利用し、限界までお金を借りている人は多重債務者とされます。
多重債務者は、簡単に言えば「お金を借り過ぎている」状態です。すでに完済が困難になっているケースも少なくありません。
次章で詳しく解説しますが、多重債務者になるとさまざまなリスクを負うことになってしまいます。返済の負担がどんどん増えていくうえに、返済できない状態につけ込むヤミ金に狙われてしまうリスクも高まります。
そのため、多重債務になってしまったら、なるべく早く借金問題の解決に向けて動き出すのがおすすめです。
首相官邸が公表している資料によると、令和6年に財務(支)局に寄せられた多重債務の相談において、借金をしたきっかけについては、以下のような結果が出ています。
| 借金をしたきっかけ | 件数 |
|---|---|
| 低収入・収入の減少 | 3062 |
| 商品・サービス購入 | 2178 |
| 借金の返済またはクレジットカードの利用代金 | 1177 |
| ギャンブルなど | 725 |
| その他 | 826 |
| 不明 | 812 |
出典:「多重債務者対策をめぐる現状及び施策の動向」(首相官邸)
もともと収入が少ない方は、生活費が足りなくなって多重債務に陥るリスクが高いと考えられます。
その一方で、収入に見合わない高額の買い物をしたり、ギャンブルにのめり込んだりして多重債務に陥る方も一定数いることがわかります。
また、借金やクレジットカード代金を支払うために、別のところから借金をする「自転車操業」状態に陥っている方も少なくないようです。
多重債務を放置すると、さまざまなリスクを負うことになります。いくつか紹介しましょう。
多重債務状態では、毎月支払う利息の負担が極めて重くなります。月々の返済の大半が利息の支払いに充てられ、元本がほとんど減らないというケースも珍しくありません。
返済し続けても元本が減らず、生活費が足りなくなってまた新たに借金をするケースもよく見られます。そうなると、さらに返済の負担が増えていき、完済がさらに遠のいてしまうでしょう。
消費者金融などの貸金業者からは、原則として年収の3分の1までしかお金を借りることができません。借り過ぎを防止する「総量規制」というルールによって、上限が設けられているためです。
このように、無限に借金ができるわけではないため、借金を返すために新たな借金をする「自転車操業」をしていても、いずれ破綻してしまいます。
借金は、無限にできるものではありません。借金の額が大きくなれば、銀行や消費者金融がお金を貸してくれなくなります。
しかし多重債務になった方は、借金で生活費を賄うクセが染みついてしまい、ほかにお金を貸してくれる業者を探してしまいがちです。その結果、違法業者である「ヤミ金」にたどり着いてしまう方も少なくありません。
ヤミ金は、利用者に対して法外な高金利を請求したり、返済できなくなると暴力的な方法で取り立てを行ったりします。
返済しようとしても、さまざまな理由をつけて完済を阻止し、半永久的に利息を取り続けようとするのも、ヤミ金のよくある手法です。
一度でもヤミ金を利用すると、経済的に搾取されてしまい、日常生活の中でも大きなストレスを抱えることになるでしょう。
多重債務で経済的に苦しく、心も弱っている状態では、違法行為に手を染めてしまうリスクも高くなります。
たとえば、ヤミ金を利用して借金の返済ができなくなると、特殊詐欺や銀行口座の売却、強盗などの犯罪行為に協力するよう要求されるケースもあります。
このような違法行為に手を染めると、その後の人生が台無しになってしまいます。後悔しないためにも、少しでも早く多重債務の問題を解決しましょう。
多重債務で借金が膨らんでしまったときの対策には、金利の安いおまとめローンへの借り換えや、債務整理などが挙げられます。それぞれ、詳しく紹介しましょう。
「おまとめローン」とは、複数社からの借金をひとつにまとめるためのローンです。銀行や消費者金融などが提供しています。
おまとめローンに借り換えれば、借入先が1社のみになり、多重債務状態は解消されます。返済の管理も楽になるでしょう。
また、借り換え前よりも金利が低いおまとめローンを利用すれば、利息の負担も抑えることができます。
ただし、以下のようなデメリットもあることに気を付けましょう。
「債務整理」とは、借金などの債務の負担を軽減する手続きです。債務整理には、以下のような種類があります。
おまとめローンとは異なり、債務整理なら借金自体を減らせたり、免責を受けられたりする可能性もあります。借金問題の根本的な解決を目指したいなら、債務整理を検討しましょう。
多重債務で借金返済がつらい方は、弁護士にご相談ください。
弁護士は、借金問題を解決するためのサポートを幅広く行っています。状況に合った返済方法などをアドバイスするとともに、今後の返済計画や生活を立て直す方法についてもご一緒に考えます。
正式に弁護士へ依頼をすると、弁護士が債権者に対して受任通知を送付することで、一時的に取り立てをストップ可能です。債務整理の手続きを全面的に代行し、お客さまにご負担をかけることなく、借金問題の解決を目指します。
ベリーベスト法律事務所では、借金問題について何度でも無料でご相談いただけますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
多重債務の状態を放置すると、生活がどんどん苦しくなり、違法行為にも手を出しやすくなってしまいます。一日も早く弁護士に相談して、借金問題の解決を図りましょう。
ベリーベスト法律事務所では、借金問題や債務整理に関するご相談を随時受け付けております。多重債務状態に陥っている方は、ひとりで抱え込まず、ベリーベスト法律事務所までご相談ください。
債務整理部マネージャー弁護士として、債務整理・借金問題及びその周辺分野に精通しています。これまで、お客さまの生活再建に向けて、数多くの案件に対応してまいりました。債務整理のご相談は、何度でも無料です。任意整理、自己破産、個人再生など、借金問題についてお悩みの方は、ぜひお気軽に ご相談ください。
複数の銀行や消費者金融などからお金を借りている状態は「多重債務」と呼ばれます。
多重債務者は、すでに収入に見合わないほど多額の借金を抱えており、返済困難な状態に陥っているケースが少なくありません。複数社から借り入れをし、返済ができず苦しんでいるなら、借金返済の負担を減らす「債務整理」を検討してみてください。
本コラムでは、多重債務に陥る原因や放置するリスク、解決方法などをベリーベスト法律事務所 債務整理専門チームの弁護士が解説します。
借金を返済するお金がなく、生活するにも苦しい状況になると、「どこからもお金を借りられないから、ヤミ金に頼るしかない」と考えてしまう方も少なくありません。
しかし、ヤミ金は法律に違反して営業している違法業者であり、法外な利息の請求や家族・職場を巻き込むような過酷な取り立てなど、深刻なトラブルを引き起こすリスクがあります。中には、一度借りてしまったことで個人情報が流出し、別のヤミ金に狙われ続けるケースもあるため、ヤミ金での借金は絶対にしてはいけません。
本コラムでは、ヤミ金で借金するとどうなるのか、実際に借りてしまった場合の正しい対処法や相談できる公的機関・窓口について、ベリーベスト法律事務所 債務整理専門チームの弁護士が解説します。
マイカー購入は、わたしたちが行う取引のなかでは、高額取引といえます。そのため、多くの人は、キャッシュでの買い物(一括払い)ではなく、ローンを組んで車を購入することが多いでしょう。
しかし、長期間でのローンを組めば、予測外の事情変更などが原因で、返済が苦しくなりローンを滞納する可能性があります。
そこで、今回は、車のローンを滞納してしまったときの流れや解決方法について解説していきます。車の購入を控え、今後のローンの支払いが気になるという人や、すでにローンの返済が苦しくなってしまった人はぜひ参考にしてください。
