債務整理 弁護士コラム
「毎月きちんと返済しているのに、なぜか借金が減らない……」このようなお悩みを抱えている方もいるでしょう。
原因は、返済方法や借入先の数などにあるかもしれません。特に、支払方法を「リボ払い」に設定している場合や「複数社から借りている多重債務」に陥っていると、いくら返しても元金が減らず、返済のゴールが見えなくなってしまいます。
本コラムでは、借金が減らないときにチェックしたい6つの原因や、完済を目指すためにできる対策などについて、ベリーベスト法律事務所 債務整理専門チームの弁護士が解説します。
この記事で分かること
きちんと返済しているはずなのに、「借金が減らない」と感じている方は少なくありません。それには、以下のような原因が考えられます。
借金の返済額は、まず利息の支払いに充てられます。
利息とは、元本(貸りた金額)に一定の割合を掛けた額で計算されたものをいいます。利息が付くことで、借りた金額以上の返済が必要です。
借金の返済額が少ないと、支払額の大半が利息に充てられることになるため、元金がほとんど減らない状態が続くことになります。
クレジットカードの支払いで「リボ払い(リボルビング払い)」を利用することも、借金が減らない原因として挙げられます。
リボ払いとは、利用金額にかかわらず毎月一定の金額を支払っていく返済方法です。
高額な買い物をしても月の返済額が変わらないというメリットがありますが、手数料の金利が高いため元金が減りづらく返済が長期化しやすいというデメリットがあります。
借入金額が同じであれば、1社よりも複数社からの借り入れのほうが、借金が減りにくくなります。これは、借金の利息の仕組みが関係していることです。
借金の利息は、借入金額が大きくなるほど上限割合が下がるため、複数の債権者から借入をしていると1社あたりの利息が高くなり、結果として返済総額が増えてしまう可能性があります。
毎月の返済額が同じであっても、金利が高い借金だと、利息の返済に充てられる部分が多くなるために元金がなかなか減らない状態となります。
消費者金融やカードローンの中には年利15〜18%といった高金利のものがあるため、利息の高い借入先が多いことは、借金総額を増やしてしまうひとつの原因です。
期日までに借金の返済をしないと、「遅延損害金(遅延利息)」と呼ばれる損害賠償金が発生します。
遅延損害金は、返済予定額に一定の利率をかけて日割り計算されるもので、延滞が長くなればなるほど遅延損害金の金額も高額になり、支払総額を増やす原因となってしまうことに注意が必要です。
遅延損害金の利率は借金の利息よりも高く設定されているケースが多いため、返済遅れが常態化していると、なかなか借金は減っていきません。
ある借金を返すために、別の借金をするという「自転車操業」に陥ると、返済負担が増大し、借金はむしろ増え続ける一方になります。このような状態は借金地獄から抜け出すのが難しく、早期の対策が必要です。

借金が減らないことに嫌気がさして、返済をやめたり放置したりすると、以下のような深刻なリスクが生じる可能性があります。
返済に追われる生活が続くと、日常生活に余裕がなくなり、強いストレスや不安感を抱くことになります。
このような状況では健康的な生活を送ることが難しく、最終的にはうつ病などの精神的な問題を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。
債権者からの督促状や電話連絡が続くと、同居している家族にも借金が知られることになります。これが原因で、家庭内不和や離婚などに発展するケースも少なくありません。
家族に借金のことを隠している場合、先に伝えるべきか考えておくと良いでしょう。
借金の返済が遅れると遅延損害金が発生し、その分、元金や利息に加え、遅延損害金も支払う必要が出てきます。
ただでさえ借金の返済ができない状態なのに、さらに遅延損害金まで加算されてしまうと、借金が減らないどころか返済不能の状態に陥ってしまうでしょう。

借金を返済しないまま一定期間が経過すると、債権者から訴訟を提起されてしまいます。
訴訟では、「返済する余裕がない」と反論しても、裁判所に考慮してもらう余地はありません。そのため、債権者の請求を全面的に認める判決が出されてしまうでしょう。
判決確定後も返済しなければ、最終的には、預貯金や給料などを差し押さえられてしまい、生活自体が困難になってしまいます。
借金の滞納が一定期間続くと、信用情報機関に事故情報が登録されます。これは、いわゆる「ブラックリスト」と呼ばれるものです。
事故情報が登録された状態では、クレジットカードやローンの審査に通らない、スマートフォン端末の分割購入ができない、保証会社を利用してアパートを借りれないなどの制約が生じます。
借金を整理する方法として、任意整理や個人再生などの債務整理がありますが、状況が悪化すると、最終的に自己破産しか選べなくなる場合もあります。
自己破産には、一定額以上の資産をすべて手放さなければならないなどのデメリットもあるため、弁護士に相談するなど、できるだけ早期に対処することが重要です。
「借金が減らない」と感じたときは、適切な行動をとることで完済への道筋がみえてきます。3章では、借金を完済するためにとるべき7つの行動を紹介します。
毎月の支出を把握し、無駄を省くことが第一歩です。よく耳にしていることかもしれませんが、実際にちゃんと見直しに取り組んでいる人は、そう多くないでしょう。
たとえば、不要なサブスクの解約や、クレジットカードから現金払いに切り替えることで無駄な支出を減らすことができます。また、時間に余裕があるなら、副業などで収入を増やすなどの工夫も進めていきましょう。
借金の完済を目指すなら、「どこから、いくら借りているのか」を把握することが重要です。
まずは、借入先、金額、金利、返済期日を一覧にして、具体的な状況を把握するようにしてください。現状を把握することで、今後の返済計画が立てやすくなります。
借金の返済額は、まず利息に充当され、残った部分が元金に充当されます。そのため、毎月の返済金額が少ないと、ほとんど利息の支払いだけで終わってしまい、いつまで経っても借金を完済することができません。
早期の借金完済を目指すのであれば、毎月の返済額を増額することを検討しましょう。これにより元金の減少を早めることができます。
また、毎月の返済額の増額が難しいときは、ボーナス時にまとまった返済をすることも有効です。
複数の債権者から借り入れがある場合は、1社にまとめる「おまとめローン」を検討しましょう。借金をまとめることで金利を低く抑え、返済管理がしやすくなり、借金返済の負担を軽減することが可能です。
今よりも金利の低い金融機関に借り換えることで、支払利息を減らし、返済総額を抑えることができます。借り換えには条件があるためすべての人が利用できるわけではありませんが、条件を満たす場合、検討の余地は十分にあるでしょう。
複数の借金がある場合は、金利の高い借入先から順に返済することで、トータルの負担を軽減できます。
自力での返済が難しいと感じたら、弁護士に相談しましょう。弁護士に依頼をすれば、借金の返済負担を軽減する「債務整理」など、完済に向けた対策についてアドバイスを受けることができます。
債務整理には、任意整理・自己破産・個人再生の3種類があり、それぞれ異なる特徴とメリット・デメリットがあります。ご自身にあった最適な方法を選択するためにも、まずは弁護士に相談することがおすすめです。
「借金がなかなか減らない」「毎月返しているのに楽にならない」と感じている方は、弁護士に相談してみることがおすすめです。4章では、弁護士に相談するメリットをご紹介します。
自力返済が可能か、それとも法的整理が必要か、ご自身で正確に判断するのは難しいものです。
そのようなとき、弁護士に相談することで、借金の状況や家計の収支バランスについて、丁寧に分析してもらうことができます。
たとえば、「収入に対して返済額の負担はどのくらいになっているか」、「このまま返済し続けて完済できるか」といった現実的な見通しを立ててもらうことが可能です。
借金を減らす手段として、任意整理・自己破産・個人再生といった債務整理の方法がありますが、どれを選ぶべきかは状況によって異なります。
弁護士に相談すれば、各手続きのメリット・デメリットを踏まえたうえで、もっとも適した解決策を提示してもらうことが可能です。
弁護士に依頼すると、弁護士は各債権者に対して受任通知を送付します。
これが債権者に届くと、債権者から債務者に対する直接の取り立てが禁止されるため、一時的に取り立てをストップすることが可能です。
借金返済に悩む方にとっては大きな安心材料となり、家族に借金が知られるリスクも減らすことができます。
債務整理には、債権者との交渉や裁判所への書類提出など複雑で手間のかかる作業が伴います。弁護士に依頼すれば、これらの手続きをすべて任せることができるため、精神的・時間的な負担から解放されるでしょう。
借金問題には、さまざまな不安や疑問がつきものです。
たとえば、下記のような内容も、弁護士が一つひとつ丁寧に答えてくれます。
借金に関して不安や疑問があるときは、些細なことでも、まずは弁護士に相談してみましょう。
借金がなかなか減らない原因は、元本ではなく利息を払い続けているなど、複数あるかもしれません。しかし、減らないからと言って借金を放置すると、精神的・経済的に追い詰められるリスクも高まるため、早めの対応が重要です。
借金問題に悩んだときは、まずは現状を整理し、家計の見直しや返済額を増やすなどの対策を行ってみてください。それでも返済が難しい場合には、弁護士に依頼して完済に向けたアドバイスを受けましょう。
ベリーベスト法律事務所では、借金問題のご相談を何度でも無料で受け付けております。ひとりで借金問題を抱え込まず、お気軽にご相談ください。
債務整理部マネージャー弁護士として、債務整理・借金問題及びその周辺分野に精通しています。これまで、お客さまの生活再建に向けて、数多くの案件に対応してまいりました。債務整理のご相談は、何度でも無料です。任意整理、自己破産、個人再生など、借金問題についてお悩みの方は、ぜひお気軽に ご相談ください。
「リボ払い」とは、クレジットカードの支払方法のひとつです。実際の利用額にかかわらず、毎月一定額を支払います。
リボ払いを利用すると、たくさん買い物をしても、毎月の返済額はそれほど増えません。しかし、その裏では残高がどんどん増えていきます。高い手数料がかかることも影響して、支払い困難になってしまうケースが少なくありません。
リボ払いの支払いが難しくなったら、「債務整理」による解決を図りましょう。弁護士と協力して債務整理を行えば、生活を根本的に立て直すことができます。
本記事ではリボ払いの債務整理について、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
複数の銀行や消費者金融などからお金を借りている状態は「多重債務」と呼ばれます。
多重債務者は、すでに収入に見合わないほど多額の借金を抱えており、返済困難な状態に陥っているケースが少なくありません。複数社から借り入れをし、返済ができず苦しんでいるなら、借金返済の負担を減らす「債務整理」を検討してみてください。
本コラムでは、多重債務に陥る原因や放置するリスク、解決方法などをベリーベスト法律事務所 債務整理専門チームの弁護士が解説します。
借金を返済するお金がなく、生活するにも苦しい状況になると、「どこからもお金を借りられないから、ヤミ金に頼るしかない」と考えてしまう方も少なくありません。
しかし、ヤミ金は法律に違反して営業している違法業者であり、法外な利息の請求や家族・職場を巻き込むような過酷な取り立てなど、深刻なトラブルを引き起こすリスクがあります。中には、一度借りてしまったことで個人情報が流出し、別のヤミ金に狙われ続けるケースもあるため、ヤミ金での借金は絶対にしてはいけません。
本コラムでは、ヤミ金で借金するとどうなるのか、実際に借りてしまった場合の正しい対処法や相談できる公的機関・窓口について、ベリーベスト法律事務所 債務整理専門チームの弁護士が解説します。
