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借金苦がつらい! その原因とやってはいけないこと、抜け出す方法

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更新日:2024年02月08日 公開日:2024年02月08日

借金苦がつらい! その原因とやってはいけないこと、抜け出す方法

借金をする理由は人それぞれですが、返済が思うように進まず借金苦に陥ってしまう人も少なくありません。「返しても返しても借金が減らない」「借りては返すの繰り返しで借金が膨らみ、生活もままならない」このような状況では、精神的にもつらいことでしょう。

自力で借金を完済するためには並々ならぬ努力を要しますが、適切な手段をとれば、無理なく借金苦から抜け出すことも可能です。

本コラムでは、借金苦に陥る原因とつらく感じる理由を踏まえて、借金苦から抜け出すためのベストな方法を紹介します。

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1、借金苦に陥ってしまう主な原因

借金苦に陥った人のほとんどは、何らかの理由で抱えた借金の返済が追いつかず、借金を重ねてしまっています。このような状態に至る主な原因として、次のようなことが挙げられます。

  1. (1)生活費の不足

    生活費の不足を補うために借金をすると、もともと余裕がないため返済していくことは難しく、自転車操業のように借金を重ねることになりがちです。家計の収支を大幅に改善しない限りは借金がなかなか減らず、借金苦に陥るリスクが高いといえます。

  2. (2)浪費やギャンブル

    浪費やギャンブルのために借金をする人も少なくありません。最初は返せると思っていても、浪費やギャンブルにはまっていると借金を重ねてしまい、気がつくと返せないほどに借金が膨らんでいるということになりがちです。

  3. (3)借金返済や他人の借金の保証

    住宅ローンや自動車ローン、奨学金などの借金返済が苦しいために、新たな借金をして返済にあてる人もいます。また、他人の借金の保証人となり、いわゆる「保証かぶり」をして返済に苦しむ人もいます。

    もともと返済が苦しい状態で消費者金融などから高金利で借金をすると、利息の負担が重いために借金苦に陥るリスクが高いのです。

  4. (4)病気や怪我による医療費

    病気や怪我による医療費が支払えずに、借金をしてしまうケースもあります。症状の内容や程度によっては仕事に支障をきたし、収入が減ったり途絶えたりすることもあるでしょう。そうなると生活費も不足するため借金を重ねてしまい、借金苦に陥ることも少なくありません。

2、借金苦がつらい理由

借金苦は、精神的にもつらいものです。うつ病などの精神疾患を発症する人も多いですし、夜逃げや自殺によって苦しみから逃れようとする人も実際にいます。

借金苦がつらく感じる理由を具体的に把握すれば、建設的な解決方法を考える余裕が出てくることでしょう。主な理由は、以下のとおりです。

  1. (1)完済のめどが立たず生活が苦しい

    返済を続けても借金が減らなかったり、逆に借金が増える状況であれば、完済のめどが立ちません。今後、何年にもわたって苦しい生活が続き、出口も見えないとなると、将来に希望を持つことも難しいでしょう。

    自分や家族の生活への不安が、精神的負担として重くのしかかってきます。

  2. (2)督促が厳しくストレスがたまる

    返済が遅れると、債権者から電話や文書を使って、督促されます。銀行や消費者金融、クレジットカード会社などは脅迫的な取り立てはしませんが、返済するまで何度も督促を繰り返します。

    返済できない状態であれば、督促されても答えに困ってしまい、大きな精神的負担がのしかかることでしょう。

  3. (3)誰にも相談できず解決方法がわからない

    消費者金融などからの借金は、家族にも内緒で利用している人が多いものです。そのため、借金苦の悩みは誰にも相談できないということになりがちです。

    口外できない悩みを抱えていると、ストレスを軽減することが難しくなります。解決方法に関するアドバイスも得られないため、ストレスはたまっていく一方となるでしょう。

3、借金苦がつらくてもやってはいけないこと

借金苦に陥ったとき、以下のような行為をしても解決にはつながらず、余計に苦しい状況に追い込まれてしまいます。そのため、以下のような行為はやめておきましょう。

  1. (1)返済のために他社から借りる

    返済が間に合わないとき、他社のカードローンなどで新たに借り入れをすれば、その場をしのぐことはできるでしょう。しかし、新たな借り入れにも利息がかかるため、翌月の返済はさらに苦しくなります。そのため、返済のための借り入れを繰り返すことになりがちです。

    このようにして自転車操業に陥ってしまうと、利息が利息を呼ぶようにして短期間で借金が膨れ上がってしまうことも少なくありません

  2. (2)返済できないまま放置する

    返済できない借金を放置すると、債権者は督促を繰り返し、最終的には裁判を経て給料や預貯金などを差し押さえてくることもあります。

    滞納を続けていると、信用情報機関に事故情報が登録されることにも注意が必要です。

    金融機関や貸金業者からの借金は5年で時効にかかりますが、実際に時効が成立するケースはごく少数です。ほとんどの債権者は時効の成立を阻止するために督促や法的措置をとるため、時効による解決を期待することは現実的ではありません

  3. (3)闇金から借金をする

    闇金は、絶対に利用してはいけません。闇金から借金をすると法外な金利を要求されるため、経済状況がたちまち悪化してしまいます。払えなければ脅迫的な取り立てや悪質な嫌がらせを受け、精神的に脅かされるだけでなく、家族や職場など周囲の人にも迷惑がかかってしまいます。

4、借金苦から抜け出すベストな方法は債務整理

借金苦に陥り返済が難しいときに最適な解決方法は、債務整理です。債務整理には信用情報に傷が付くなどのデメリットもありますが、正当な手続きによって借金問題を解決することが可能です。

  1. (1)債務整理とは

    債務整理とは、法律にのっとった手続きにより、借金の減額や全額免除が可能となる制度のことです。具体的な手続きとして、主に次の3種類があります。


    ① 任意整理
    任意整理とは、債権者との直接交渉によって借金の返済方法を変更する手続きのことです。基本的には将来利息を大幅にカットでき、残元金を3~5年の分割で返済していきます。

    財産を処分する必要がないことや、整理する借金を自由に選べることなどが、任意整理の大きなメリットです。たとえば、住宅ローンや自動車ローンは今までどおりに返済を継続し、他の借金のみを任意整理することで家や車を手元に残すことができます。

    ただし、元金のカットは原則としてできないため、大幅な借金減額は期待できません。残元金を返済していくためには、それなりの安定収入が必要です。

    ② 個人再生
    個人再生とは、裁判所の手続きを利用して、借金を大幅に減額できる手続きのことです。多くの場合、借金総額を5分の1~10分の1にまで減額することが可能で、減額後は借金を原則3年、最長5年の期間、分割して借金を返済することになります。

    自己破産とは異なり、借金した理由は問われないことが個人再生の大きなメリットです。浪費やギャンブルで多額の借金をつくった場合でも、個人再生なら解決可能です。基本的に財産を処分する必要もなく、「住宅ローン特則」の要件を満たせば家を残すこともできます。

    ただし、減額後の借金を3~5年で返済することが見込める程度の安定収入が必要です。

    ③ 自己破産
    自己破産とは、裁判所を利用して、借金返済を全面的に免除してもらうことができる手続きのことです

    自己破産後は返済の必要がなくなるため、無収入の人も利用可能です。

    ただし、一定額以上の財産を処分する必要があったり、手続き中は一部の職種への就業制限や、引っ越し・旅行が制限されるなどのデメリットがあります。

    また、浪費やギャンブルで多額の借金をつくった場合など「免責不許可事由」がある場合には、原則として借金の返済義務が免除されないことにも注意が必要です。
  2. (2)債務整理にかかる費用の目安

    債務整理の手続きは複雑なので、弁護士に依頼して行うのが一般的です。弁護士への依頼費用は事務所によって異なりますが、大まかな目安は以下のとおりです。


    債務整理の種類 弁護士費用の目安
    任意整理
    • 1社につき4~7万円程度(負債額により変動することもある)
    個人再生
    • 住宅ローン特則を利用しない場合:50~60万円程度
    • 住宅ローン特則を利用する場合:60~70万円程度
    自己破産
    • 同時廃止事件:30~50万円程度
    • 少額管財事件:50~80万円程度
    • 通常管財事件:80~130万円程度

    この他に、債務整理の手続きそのものにも費用がかかります。債務整理の種類や事案の内容にもよりますが、多くの場合、さほど高額の手続き費用は必要ありません。

  3. (3)債務整理の費用が払えないときの対処法

    債務整理の弁護士費用が払えないときは、相談料が無料、弁護士費用の分割払いが可能な事務所に依頼するのがおすすめです

    近年では弁護士費用の支払い方法について、状況に応じて柔軟に対応する事務所が増えています。

    借金苦でつらいなら、手元にまとまったお金がなくても、まずは弁護士に相談して事情を伝え、アドバイスを受けた方がよいでしょう。

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5、まとめ

借金の返済が苦しいときは、まずは家計の収支を見直すなどして返済に努めるべきです。しかし、それだけでは解決できないほどの借金苦に陥っている場合は、債務整理を検討することが得策でしょう。

ただ、状況に合った債務整理方法を選択し、手続きを的確に進めるためには専門的な知識や経験が要求されます。

ベリーベスト法律事務所にご相談いただければ、経験豊富な弁護士が最適な解決方法を提案し、借金苦から脱却するまでサポートいたします。借金苦でお困りの方は、ぜひ当事務所の無料相談をご利用ください。当事務所では借金に関するご相談を何度でも無料で承っております。

この記事の監修者
萩原達也

ベリーベスト法律事務所は、北海道から沖縄まで展開する大規模法律事務所です。
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  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています
オフィス
[実績]
・債務整理の相談件数 36万8091件
  ※集計期間:2011年2月~2022年12月末
・過払い金請求 回収実績件数 90253件
・過払い金請求 回収実績金額 1067億円以上
  ※集計期間:2011年2⽉〜2022年12⽉末
[拠点・弁護士数]
全国76拠点、約350名の弁護士が在籍
※2024年10月現在
[設立]
2010年(平成22年)12月16日

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