債務整理 弁護士コラム

競馬で借金地獄……もう逆転しようとしないで! 返済負担を減らす債務整理とは

2019年11月01日
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競馬で借金地獄……もう逆転しようとしないで! 返済負担を減らす債務整理とは

競馬などのギャンブルで負けたお金を、ギャンブルで取り返そうとすると、どんどん深みにはまってしまいます。

根本的な解決を図るためには、まったく別の解決方法を検討する必要があることを理解しておいてください。

この記事では、

•どうしても競馬をやめられない人の心理と、依存から抜け出す方法
•競馬で作ってしまった借金を減額してもらう方法
•借金減額の手続きを行うために必要な費用の相場

といった内容について解説いたします。

債務整理を使えば、合法的に借金の負担を大幅に小さくしてもらうことが可能ですから、ぜひ検討してみてください。

1、競馬で借金をしてしまう人の心理

競馬にはまって借金を作ってしまう人の中には、自分では気づかないうちに依存状態になってしまっている方も少なくありません。

借金をしてまで競馬にお金をつぎ込んでしまう人や、気がついたらいつも競馬に関する情報サイトやスマホアプリを見てしまっている……という方は、すでに競馬に強い依存をしてしまっている可能性が高いでしょう。

依存状態になってしまっている人が競馬をやめるためには、ギャンブルにはまってしまう人間の心理について正しく理解したうえで、「治療」という観点から対策を講じていくことが大切です。

以下では、競馬に待ってしまう人の心理状態(競馬をやめられない理由)についてくわしく見ていきましょう。

  1. (1)ストレス解消

    競馬などのギャンブルにはまってしまうきっかけとして多いのがストレス解消です。

    日常のストレス解消のためにギャンブルをする人は多いですが、問題は、もし負けた場合にはさらに強いストレスを受けることになる点です。
    そして、ギャンブルは負けたときに強いストレスを感じさせる一方で、勝ったときには強烈な開放感を与えます。

    勝ったときの解放感を渇望してギャンブルをし、勝ったら今度もまたやろうと思いますし、負けたらさらにギャンブルをしてしまう……という悪循環が起こります。

    これを繰り返すうちに、ギャンブル以外の日常行為から受ける刺激には鈍感になり、さらにギャンブルへの依存状態を深めることになるでしょう。

    競馬その他のギャンブルへの依存から抜け出すのが難しい理由は、このように勝っても負けても悪循環のループが始まってしまうという点にあるのです。

  2. (2)ギャンブル好きな仲間との付き合い

    ギャンブル好きな仲間との付き合いも、ギャンブル依存を強める要因となります。

    職場など、日常的に交流のある人が競馬などのギャンブルに強い関心を持っている場合、あなた自身がギャンブルをやめようと決心していたとしても強い誘因を感じてしまいます。

    完全に競馬をやめるためには、日常的に交流する人とのコミュニケーションの取り方から見直す必要があるでしょう。

  3. (3)過去に勝ってしまったことによる成功体験

    上で述べたこととも関連しますが、「過去に大きく勝ったことがある」という成功体験が、ギャンブルの依存から抜け出す際のハードルとなることもあります。

    ここで勝ったら今までの分を取り戻せる、という気持ちがある上に、成功体験をしたときの強烈な高揚感を望むあまり、依存状態を深める結果となってしまうのです。

  4. (4)競馬・ギャンブルを続けることによって待っている未来

    こうした依存状態を今よりさらに深めていった場合、さらに苦しい未来が待っていることをぜひ理解してください。

    ギャンブルはあなたの精神をむしばむだけでなく、経済状態を壊滅的に悪くしてしまいます。

    ギャンブルをやめるためには、強い心をもって継続すること、「今週はがまんできた」「今日で○日間、ギャンブル断ちが続いている」といったことに喜びを見いだすことが大切です。

    借金の問題を解決するために、今日から第一歩を踏み出しましょう。

2、競馬で作ってしまった借金を解決する方法

競馬で作ってしまった借金を解決するためには、以下の2つのことを同時進行で対策していくことが必要です。

  1. (1)まずは競馬やギャンブルをやめる・断つ

    競馬などのギャンブルは、投資効率という面から考えると圧倒的に非効率な手段であることを理解する必要があります。

    そもそもギャンブルは、統計的に胴元(運営主体)が有利なように設計されているゲームです(そうでないと長期間にわたって運営が続けられるはずがありません)。

    つまり、私たちお金をかける客側がトータルで勝つ見込みは最初からないのです。

    株式投資その他の投資では、年間10%のリスクリターンがあれば非常に値動きの大きい投資といえます。

    一方で、競馬などを投資としてとらえた場合には、トータルで見てもハイリスクローリターンな非合理的な投資となるケースがほとんどでしょう。

    どれほど控えめにいっても、競馬は借金というレバレッジをかけて投資を行うべき対象ではありません。

    競馬やギャンブルはあなたの経済状態を致命的に悪くしてしまうものであるということを深く理解する必要があります。

  2. (2)債務整理によって借金の負担を軽減する

    すでに作ってしまった借金については、可能であれば自力で完済することがのぞましいです。

    しかし、それがどうしても難しい場合や、何年もの時間がかかってしまうような場合には、法律上の手続きによって借金を減額してもらうことを検討する必要があります。

    これは一般に「債務整理」といわれる方法で、裁判所に借金の一部または全部を免除する旨の命令を出してもらうことによって、あなたが負っている借金の支払い義務を免除してもらうことが可能なのです。

    もちろん、借りたお金は期限までに利息をつけて返すのが大原則ですが、すでに返済の見込みがなくなってしまった状態がいつまでも継続することは、あなたの人生をむやみに浪費することを意味します。

    借金の金額がすでに大きくなりすぎてしまっている人は、法律の手続き(債務整理)によって借金の負担を大幅に減額してもらえることをぜひ知っておいてください。

3、債務整理を行うメリット・デメリット

債務整理を行うと、借金の負担を大幅に減額してもらえるという大きなメリットがあります。

その一方で、債務整理を選択することによって受けるデメリットもあることを理解しておきましょう。
以下では、債務整理を行うメリットとデメリットについて具体的に解説いたします。

  1. (1)債務整理で借金がどのぐらい減るのか

    債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産の3つの方法があります。

    それぞれの債務整理の方法で減額してもらえる借金はおおよそ以下のようになります。

    任意整理:利息の免除が認められます
    個人再生:借金残高の一部を免除してもらえます。
    自己破産:すべての借金が免除されます

    比較的借金の金額が大きい場合には個人再生や自己破産を選択する必要がありますが、これらは裁判所を通して手続きとなるため、申立書類の作成などが複雑になります。

    任意整理は減額してもらえる借金の幅は少ないですが、手続きにかかる期間や労力が小さいなどのメリットがあります。

  2. (2)手続き後はローンが組めなくなる

    債務整理を行うことのデメリットとして、手続き後はローンを組んだりクレジットカードを新しく発行してもらったりすることができなくなる点があげられます。

    これは、債務整理したことが、金融機関が加盟している信用情報機関のデータベースに「事故情報」として登録されてしまうからです。このことをよく「ブラックリスト入りする」と呼ぶことがあります。

    ブラックリスト登録期間中は、ローン審査に申し込みをしてもほぼ審査落ちとなってしまうことを理解しておきましょう。

  3. (3)まずは競馬を断ち、収入の範囲内で生活することが大切

    債務整理をすると、借金の負担を大幅に減額してもらえる一方で、手続き後にはローンを利用することが難しくなります。

    そのため、債務整理を選択する際は競馬その他のギャンブルは決して行わないようにし、収入の範囲内で生活をしていくことがとても大切になるでしょう。

4、競馬で作った借金は債務整理できないって聞いたけど?

債務整理について検討している方の中には、「競馬で作った借金は債務整理をしても減額してもらえない」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

具体的には、債務整理のうち自己破産を選択した場合には、借金を作ってしまった原因によって免責が認められないケースがあることに注意が必要です。

ただし、結論から言うと、競馬によって作ってしまった借金でも、裁判所の裁量によって減額や免除が認められているのが実際のところです。

以下では、どういう場合に債務整理による減額が認められるのか(どういう場合には認められないのか)についてくわしく解説します。

  1. (1)自己破産以外なら借金を作った原因は問われない

    大前提として、債務整理の3つの方法(任意整理・個人再生・自己破産)のうち、「借金を作った原因」が問題となるのは自己破産のみです。

    任意整理や個人再生では、どのような理由によって借金を負うに至ったかの原因が問われることはありませんから、競馬によって借金を作ってしまった場合にも問題なく手続きを行うことができます。

  2. (2)自己破産の場合も裁量免責が認められることがある

    一方、借金を作った原因が競馬であることが問題となるのは自己破産の場合です。

    「ギャンブルや浪費によって多額の借金を作ったこと」が破産法において「免責不許可事由」として定められているからです。

    競馬は当然ながらギャンブルに該当しますから、法律のルールでは自己破産による免責を受けられないのが原則となります。

    一方で、裁判所の裁判官には「自己破産の申し立てをした人の具体的な事情を見て、免責をするべきかすべきでないかを判断する」という権限が与えられています(これを裁量免責といいます)。

    実際には、この裁量免責によってギャンブルによる借金でも免責してもらえるケースが少なくありません。

    ただし、裁量免責を得るときには、原則として破産管財人による調査を経ることになります。したがって、財産が全くない人の自己破産であっても、同時廃止とはならずに(少額)管財事件となる可能性があります(裁判所によって運用が異なることもあります)。管財事件になれば、20万円以上の予納金を納める必要があり、同時廃止の場合よりも費用負担は重くなります。

    また、破産管財人から自己破産申立後の生活状況を調査されることがあります。過去のギャンブルを反省し、きちんとした生活を送るつもりがない人にまで裁量免責を与える必要はないからです。調査のために、日記や家計簿の作成・提出を求められることもあるので、きちんと対応しなければいけません。

5、債務整理の手続きの流れ

実際に債務整理を選択した場合、どのような形で手続きが進んでいくのかが気になっている方もいらっしゃるでしょう。

以下では、弁護士に依頼した場合の債務整理の手続きの流れについてみておきましょう。

  1. (1)弁護士事務所の無料相談を利用しよう

    債務整理は自力で行うことも法律上は可能となっていますが、実際には弁護士などの法律の専門家に手続きを依頼するケースがほとんどです

    弁護士に手続きを依頼する場合、弁護士事務所が運営しているインターネットサイトなどから問い合わせをして初回の相談日時を決める必要があります。

    多くの場合は初回の相談は無料で受け付けてくれていますので、指定される日時に事務所を訪問するようにしましょう。

    初回相談の場ではあなたの具体的な状況を聞いてもらい、最適な借金解決の方法を提案してもらうことができます。

    もちろん、無料相談をした結果、債務整理の手続きをやめることも可能です。

  2. (2)弁護士と司法書士の違い

    借金問題の相談ができる専門家としては、弁護士と司法書士の2種類があります。

    極論を言えばどちらに相談しても大きな差はないのですが、認定司法書士には、簡易裁判所で取り扱える事件しか訴訟代理の権限が認められていません。

    したがって、次の場合には、認定司法書士に依頼することができません。

    •借金の金額が140万円を超える任意整理
    •個人再生の申請代理(司法書士に依頼できるのは、書類の作成代行だけ)
    •自己破産の申請代理(司法書士に依頼できるのは、書類の作成代行だけ)

    競馬で多額の借金を抱えてしまったときには、任意整理だけではなく、個人再生・自己破産も視野に入れるべき場合が少なくありませんから、弁護士に相談・依頼された方が、安心なケースが多いといえるでしょう。

6、債務整理にかかる費用

この記事を読んでいる方の中には、「債務整理によって借金の負担が減るのは知っているけど、債務整理をするための費用をねん出することが難しい・・・・・」という方もいらっしゃるでしょう。

当事務所の費用については、サービス・費用ページ をご参照ください。
詳しい費用については、弁護士に相談した際に見積もりを出してもらうことが可能なので、気軽に相談してみるとよいでしょう。

後払いや分割払いにも対応しているため、「今は手元にお金がほとんどなくて困っている・・・・・」という方も手続きを依頼することが可能です。

しかし、毎月の収入が少ないために、「分割払いを認めてもらっても弁護士費用を支払うのは難しい」ということもあるかもしれません。毎月の手取り月収が少ない人(世帯収入が月18万円以下が目安の金額(東京などの大都市部では月20万円以下))であれば、法テラスという公的機関に、債務整理の費用の立て替え払いを依頼することができます。

法テラスに立て替え払いを依頼した場合、法テラスから立て替え払いをしてもらった2か月後から、毎月1万円ずつの分割で費用を返還します。1万円ずつの返還が難しいときには、毎月5000円ずつの支払いにしてもらうこともできますし、経済状況が苦しいときには、返済の猶予や免除を認めてもらえる場合もあります。

法テラスの利用は、全国各地にある地方事務所に直接申し込むこともできますが、個別の弁護士・司法書士事務所からでも申し込みが可能です。つまり、自分で選んだ弁護士・司法書士の費用を法テラスに立て替えてもらうことも可能です。この「持ち込み方式」と呼ばれる方法は、債務整理を積極的に受任している弁護士・司法書士事務所であれば、ほとんど利用することができます。

「お金がないから」とあきらめる前に、弁護士・司法書士の無料相談を利用してみましょう。

7、まとめ

今回は、借金をして競馬にお金をつぎ込んでしまった……という方向けに、返せなくなってしまった借金を解決するための方法について解説いたしました。

競馬などのギャンブルで作った借金は、債務整理の方法のうち自己破産を選択する際には問題となる可能性がありますが、実際には多くのケースで免責が認められています。

返せなくなってしまった借金にいつまでも悩んでいても、あなたの人生は決して良い方向に向くことはありません。

借金の負担は弁護士に相談することで大幅に減らしてもらえる可能性がありますから、ぜひ相談を検討してみてください。

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