債務整理 弁護士コラム
大学生なら先輩に誘われて、専業主婦なら過去に好きだった台を打ち、スロットで負けが込んでいませんか。
過去の4号機に比べて出玉性能が落ちた5号機など、規制なども伴い、スロットは昔とは違ってギャンブル性が落ちて、長く楽しむものに変わっています。大きく負けるのも減りましたが、勝ちにくくもなっているため、スロットへ行く度に借金だけがドンドン膨らんでいくでしょう。
しかし、頭ではやめようと思っていても気がついたら足を運んでしまう……という方に、今回は、
・スロットで借金地獄にハマる人の考え
・スロットをやめられないときの対策
・スロットで作った借金を返済できない場合の対処法
などについて解説していきます。
スロットで作った借金、ここで一気に返済していきましょう。
以下のような考えを持っていたら、借金地獄にハマる未来も近いかもしれません。
今日負けたとしても「明日勝てればいい」という考えはかなり危険です。スロットはギャンブルなため絶対に勝てる保証はありません。
“明日勝てればいい”というのは、自分を励ます気休めの一言です。負ける度に“明日勝てばいい”と考えているのなら、近いうちに借金地獄に陥るでしょう。
スロットで負けていても「まだキャッシングできる」と考えてスロットを打っている人は借金地獄の一歩手前でしょう。
借金したお金を自分のお金だと勘違いしているからです。普通の人は、お金が無くなったら帰宅します。
スロットで負けても、「クレジットカードで生活しよう」と考えている方は、借金地獄に陥ります。
スロットに生活費のすべてを注ぐ覚悟があるからです。スロットにのめり込むほどハマっているため、借金地獄に陥るのは時間の問題でしょう。
どうすればスロットをやめられるのか、9つの具体的な対策例をお伝えします。
他の趣味を見つけたり好きになれる人を見つけるなど、スロット以外に時間を費やしたいと考えられるようになれば、スロットへ行く時間やお金がもったいないと感じるようになります。そうでなくても予定が埋まっていれば、スロットへ行く時間そのものがなくなるでしょう。スロットへ行くことが習慣化してしまっている場合は、一度無理やり離れてみることで他のことへ目を向けられるようになるかもしれません。
それでもスロットへ行ってしまうのであれば、スロットのない街に引っ越したり、持ち歩くお金や自由に使えるお金を減らしたりなど、物理的にスロットから離れざるをえない状況を作りましょう。
そもそもスロットがなければお金を使うこともありませんし、お金がなければスロットを打つこともできないため、諦めがつくかもしれません。
何をしてもどうしてもスロットがやめられない、という方は、ギャンブル依存症である可能性もあります。病院へ入院して依存症を克服することを考えてみてください。
入院すれば強制的に外に出られないためスロットを打てませんし、ギャンブル依存症を克服するための治療を施してくれます。
依存症を克服できれば、借金が増えることもなくなるでしょう。
借金がありすぎてなかなか返済できない場合の対処法は3つあります。
複数の貸金業者から借金しているのなら、おまとめローンへの借り換えを検討してもいいかもしれません。おまとめローンにすれば金利が安くなるため、借金の返済額が少なくなり、毎月の返済が楽になります。
借金の返済をするならアルバイトをして収入をアップさせましょう。本業が終わった後や休みの日に働けば、少しずつですが返済していけます。
アルバイトなどをして収入を増やせば、完済までの道のりは険しくても確実に借金を減らせるでしょう。また、スロットを打ちに行く自由な時間も減るため、借金が増えにくくなるでしょう。
借金を3年以内に完済するのが難しいなら債務整理をしましょう。借金を自分で返済できる範疇を超えているからです。
債務整理とは、借金の減額や利息をカットして生活を立て直す手続きのことです。債務整理のひとつである自己破産なら、すべての借金を帳消しにできます。
どうしても借金の完済が難しいなら債務整理をするのがおすすめです。
スロットで作った借金は返済できます。ただし、条件はスロットをやめること。
すぐにスロットをやめるのは難しいかもしれませんが、他に楽しい趣味を見つけたり財布に入れるお金を最低限にしたりなどして対策をしていきましょう。
スロットで作った借金がありすぎて自分で返済が困難な人は、弁護士に相談して債務整理を検討してみてください。
ベリーベスト法律事務所は、北海道から沖縄まで展開する大規模法律事務所です。
債務整理、任意整理、自己破産、個人再生、過払い金請求など、借金問題についてのお悩み解決を弁護士がサポートいたします。債務整理のご相談は何度でも無料です。ぜひお気軽に お問い合わせください。
「期限の利益って何のことだろう?」「期限の利益喪失通知書が自宅に届いたけど、どうすればよい?」……借金をしている方のなかには、このような疑問をお持ちの方もいるでしょう。
期限の利益とは、「期日までにお金の返済をすればよい」という債務者と債権者(銀行や貸金業者など)の約束事を言います。
いつまでに借金を返せばよいのか、返済日をあらかじめ決めることにより、債務者は返済のめどを立てることができます。そして、「返済日に返す」ということは、それまでは返さなくていよいということです。
期限の利益という言葉においては、その「返さなくてもよい」ということを、「利益」と表現されています。
本コラムでは、期限の利益の基本情報や期限の利益を喪失するケース、期限の利益喪失通知が来た場合の対処法などについて、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
期限の利益について悩んでいる方のご参考になれば幸いです。
債務整理は、借金問題を解決するための法的手続きの総称です。
債務整理の手続きを通して、合法的な手段で借金を減額したり、返済そのものを免除したりすることができます。しかし、それと引き換えに、一定のデメリットもあります。
債務整理には任意整理や特定調整、個人再生、自己破産といった種類があり、それぞれ特徴や注意すべき事項が異なります。
そのため、借金問題を適切に解決するためには、自分に合った手続きを選ぶことが重要です。
本コラムでは、債務整理の各手続きにおけるデメリットや、債務整理のなかでも自分に合う方法の選び方について、ベリーベスト法律事務所 債務整理チームの弁護士が解説します。
銀行口座は、資産管理を行う上で欠かせません。万が一のために蓄えを備えるだけでなく、給料の受け取りや決済用の手段としても、必須のツールです。
しかし、借金の返済などを滞納してしまえば、銀行口座が差し押さえにあってしまうこともあります。債権者にとっても銀行口座の預貯金は、滞納した借金を回収するための重要な引き当て財産だからです。
令和2年4月に改正民事執行法が施行され、債権者による債務者の財産調査が容易になりました。そのため、銀行口座は以前よりも差し押さえやすくなったといえます。
銀行口座に限った統計ではありませんが、裁判所が公表する「司法統計年報」によると、「債権及びその他の財産権に対する強制執行」の手続きが裁判所で行われた数は、13万6949件でした。うち11万7866件は、取り下げられています。
(出典:令和4年司法統計年報 第101表 民事執行既済事件数―事件の種類及び審理期間別―全地方裁判所)
本コラムでは、借金の返済を滞納して銀行口座が差し押さえられてしまうときの流れや効果、差し押さえを回避する方法などについて、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。