債務整理 弁護士コラム
「キャバクラでお気に入りの女の子ができて足しげく通ったけど、残ったのは借金だけ」というケースは、男性が多額の借金を抱える典型的なパターンのひとつかもしれません。
「キャバクラで借金なんて体裁が悪いし誰にも相談できない」と対応が遅れてしまい、事態がさらに悪化してしまうことも。
そこで、この記事では、
●多額の借金を自力で解決することは可能なのか?
●キャバクラの借金を債務整理で解決するときの重要ポイント
について解説していきます。
借金問題は、早期に対応することで、リスクもコストも小さく解決できる可能性が高くなります。
キャバクラでつくった多額の借金を誰にも知られずに穏便に解決したいと考えている人は、参考にしてみてください。
借金の悩みは、誰かに相談しづらくひとりで抱え込みがちです。キャバクラにハマって多額の借金を作ったケースではなおさらかもしれません。
しかし、返済に行き詰まってしまった借金は、対応が遅くなるほど解決も難しくなっていきます。
「借金の返済日にお金が足りない」というときに、別の金融機関から借金をして返済に充てるというケースは、借金苦に陥った多くの人にみられるパターンです。
しかし、このような「自転車操業」は、状況をさらに悪化させるだけになってしまうことがほとんどです。
自転車操業をすれば、翌月以降の返済の負担はさらに重くなってしまいます。元々借金を返せていない(収入が足りていない)のに、さらに負担が重くなる返済を続けられるはずがありません。
また、現在は、貸金業者に「総量規制」が課せられているので、永遠に自転車操業を続けることそれ自体が不可能に近いともいえます。
無理な金策をして借金返済を行ってしまえば、ほとんどのケースで借金は膨れあがっていきます。
借金の金額がさらに増えれば、返済が難しくなるだけでなく、ますます誰にも相談できなくなってしまいます。最終的には、借金の返済を滞納し、債権者からの取り立てから逃げ回るようになってしまうこともあるでしょう。
借金問題は対応が遅くなる(借金額が増える)と、対応が難しくなるだけでなく、身近な人にバレてしまうリスクも高くなります。
実際に借金バレするケースの大半は、「債権者からの取り立て」がきっかけですし、借金のために「普段と違う様子の生活」が続けば、家族が不信に感じてしまう可能性も高くなるからです。
キャバクラにハマったことで多額の借金を作ったしまった場合の解決方法としては、
の2つが考えられます。
多額の借金返済を自力で何とかやりきるには、「収入を増やす」か「支出を減らす」しか選択肢はありません。
実際にも「借金の返済が苦しい」と感じていながらも、「まだ自分の力で何とか完済できる」と考えてしまう人は少なくないようです。
しかし、家計をやりくりして多額の借金を自力で返していくことは簡単なことではありません。
たとえば、毎月の収入を(短期間で)増やすことは、難しい場合が多いでしょう。副業やアルバイトは禁止されている会社が少なくありませんし、仮にアルバイトができたとしてもその給料が入るのは翌月になってしまいます。
借金返済のために、ギャンブル的な取引にのめり込んでしまう人が少なくないのも、「普通の方法」では、収入を増やすことが難しいからともいえるでしょう。
他方で、支出を減らすのも実際に行うのは簡単ではありません。借金苦になっている人は、すでに削れる支出を削った上でもなお、「返済が苦しい」というケースも少なくないからです。
多額の借金を解決するもうひとつの方法は「債務整理」です。債務整理をすれば、返済の負担を減らすことができるので、「収入を増やせない」、「支出を減らせない」場合でも借金を解決できる可能性があります。
債務整理には、「任意整理」、「特定調停」、「個人再生」、「自己破産」の4つの方法があります。
①任意整理
任意整理は、借金を返済しやすくするために返済条件の見直し(利息の免除、リスケジュール)を債権者と直接交渉する手続きです。
カードローンやカードキャッシングの借金には、高い利息がついているので、利息免除によって返済負担がかなり軽くなる可能性があります。
②特定調停
特定調停は、「裁判所で行う任意整理」というようなイメージの手続きです。裁判所の調停委員が債権者との話し合いを取り持ってくれるため、弁護士などに依頼できない事情があるときに有効な方法といえます。
ただし、最近の特定調停は、和解ではなく裁判所の決定で終結することが多く、こちらの希望通りに解決できない可能性があります。
また、裁判所の和解(決定)には、債務名義としての効力があるため、和解(決定)後に延滞すると即座に差し押さえを受ける可能性が生じる点で、任意整理よりも不利といえます。
③個人再生
個人再生では、裁判所に認められた返済計画(再生計画)に基づいて、借金の一部を返済することで、残額を免除してもらえる手続きです。
借金の元金も免除してもらえるほか、住宅ローンの返済条件の見直しもできるため、多額の借金がある場合の解決方法として有効です。
ただし、債務整理のうちで手続きがもっとも複雑で、所有財産の状況によっては借金が思ったほど減額されない場合もあります。
④自己破産
自己破産は、手続きが開始された時点の負債と財産を一括で清算する手続きです。そのため、精算後の借金を全額免除してもらうことが可能です。
キャバクラで作った借金が原因で自己破産したときには、「借金が免除されない」可能性がありますが、ほとんどのケースでは、裁判所の裁量で免責を認めてもらえています。
ただし、一定額(を超える価値のある財産を持っているときには、債権者への配当原資とするために差し押さえを受けてしまう可能性があります。
キャバクラで作った借金を解決するときに、この4つのいずれを選択すべきかは難しい問題です。抱えている借金の金額、毎月返済可能な金額、所有している財産、家族構成、職種といったさまざまな条件によって、最適の手続きが異なるからです。
その意味では、法律の知識が十分にない人が、表面上の情報だけで「わたしの場合はこの手続きが合っている」と決めてしまうことはとても危険といえます。
債務整理は失敗するわけにはいきませんし、不必要なデメリットを生じさせるのも好ましくありません。多額の借金の返済に行き詰まってしまったときには、まずは弁護士などの専門家に相談し、自分のケースにもっとも見合った方法は何かアドバイスを受けるとよいでしょう。
キャバクラで多額の借金を作ってしまったときには、「誰にも知られたくない」と考える人も多いでしょう。特に、妻帯者の場合には「妻にだけは絶対に知られたくない」と思っている人がほとんどではないかと思います。
弁護士に借金の相談をしたことで、キャバクラで借金を抱えたことが家族などに知られてしまうことはありません。
弁護士・事務所スタッフには守秘義務があるので、相談者のプライバシーには最大限の配慮をしています。
また、最近では、平日夜間の相談に対応している事務所も増えていますので、会社を休んで相談に行く必要もありません。
ベリーベスト法律事務所では、平日の夜や土日も相談の申し込みを受け付けていますので、誰にも知られないご都合の良いタイミングでお申し込みいただくことが可能です。
債務整理をしたことで、家族に借金バレすることを心配する人は多いようです。
たしかに、自己破産・個人再生では、同居の家族の収入証明書などを裁判所に提出する必要があるため、家族の協力を得なければならないことがあります。
しかし、任意整理であれば、家族に全く知られずに借金を解決することは不可能ではありません。
むしろ、返せなくなった借金をそのまま放置し、状況が悪化した場合の方が、家族に知られてしまう可能性が高くなるでしょう。
債務整理を弁護士などに依頼すれば、金融機関は債務者本人に直接連絡(取り立て)できなくなるので、取り立てから借金バレする心配は完全になくなります。
もしかしたら「キャバクラの借金程度で弁護士に相談するなんて大げさ」と感じている人もいるかもしれません。
しかし、お金の問題は自分では冷静に判断できないケースも少なくありません。
「まだ何とかなる」、「自分だけで何とかしなければ」と対応が遅れるうちに、借金が膨らんでしまったというケースは決して珍しくありません。
弁護士に相談したからといって必ず債務整理を依頼しなければならないわけではありません。現状の借金をさらに深刻化させないために必要なアドバイスを受けるだけでも、大きな効果があることもあるでしょう。
また、借金問題の相談は、無料で受けられる事務所がほとんどですから、お金の心配をせずに気軽に相談をすることができます。
弁護士に相談したいと思っていても、弁護士の探し方がわからないという人もいるかもしれません。
たとえば、ネットで検索をしてみても弁護士がたくさんいるので、選べないという人も多いと思います。
債務整理の依頼をする弁護士は、経験と人柄で選ぶのが一番といえます。
借金問題は、全く同じケースということはまずあり得ないので、経験している案件の数が多いほど、最適なアドバイスをもらえる可能性も高いといえるでしょう。
また、借金問題の相談では、他人に打ち明けづらい話もしなければなりません。やはり、信用できると感じられる弁護士・話しやすいと感じられる弁護士に相談・依頼することが一番です。
前者は、弁護士事務所のウェブサイトなどを見ることで確認できますが、後者の基準は、直接会って相談してみないことにはわかりません。人にはそれぞれ相性もあるからです。
ベリーベスト法律事務所では、これまでの多くの相談実績を基に、あらゆる借金問題に対して、迅速・丁寧な相談を心がけています。
また、借金のご相談は無料でお受けいただけるので、お気軽に安心して相談いただけると思います。
借金問題は、早期対応がとても大切です。
「キャバクラの借金なんてみっともない」と思っている人もいるかもしれませんが、返せなくなった借金をできるだけ穏便に解決するためにも、1日でも早く一歩踏み出してみましょう。
キャバクラにハマってしまって多額の借金を抱えてしまったときには、早期に債務整理することがベストの解決方法であることが少なくありません。
返済の苦しくなった借金は、自力で完済することは難しい場合が多く、対応が遅れるとさらに解決が困難になるからです。
弁護士に相談すれば、借金の取り立てからも解放され、誰にも知られずに借金を解決できる可能性があります。
借金が苦しいと感じたときには、できるだけ早く相談を申し込んでみましょう。
ベリーベスト法律事務所は、北海道から沖縄まで展開する大規模法律事務所です。
債務整理、任意整理、自己破産、個人再生、過払い金請求など、借金問題についてのお悩み解決を弁護士がサポートいたします。債務整理のご相談は何度でも無料です。ぜひお気軽に お問い合わせください。
借金癖とは、何度も借金を繰り返してしまうことをいいます。借金癖がある人は、借金をすることに抵抗感がありませんので、借金を繰り返すうちに返済ができない状態に陥ってしまうこともあります。
借金癖を改善するにはいくつかの方法がありますが、自分で対応が困難な状態になってしまったときは、早めに弁護士に相談して、債務整理を行うようにしましょう。
今回は、借金癖を放置することで生じるリスクと借金癖を改善するための5つの方法について、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
借金問題は、放置期間が長ければ長いほど深刻化しやすい傾向があることが特徴です。
たとえば借金の滞納状態が深刻になると、債権者から訴訟予告書(訴訟等申立予告通知書)が届くことがあります。
訴訟予告書が届くのは、すでに高額の遅延損害金が発生しているということです。近い将来には強制執行による債権回収が迫っているため、できるだけ早いタイミングで解決に向けて踏み出さなければいけません。
本コラムでは、訴訟予告書とは具体的にどういうものか、また届いたときのデメリットや検討するべきことなどについて、ベリーベスト法律事務所 債務整理専門的チームの弁護士が解説します。
「借金を滞納してしまったから、借金取りが家や勤務先に押しかけてくるのではないか」「取り立てのために家に居座られたりしたらどうしよう」といったように、借金に関して不安に感じていることがある方もいるでしょう。
1998年から1999年にかけて、商工ローンの大手だった旧商工ファンドと日栄が「腎臓を売れ」「目玉を売ってでも借金返せ」と債務者に違法な取り立てを行い、大きな話題となったこともありました。
しかし、結論からいえば、借金取りに関して心配をする必要はありません。金融機関に対する規制は、当時よりもかなり厳しくなっているからです。
本コラムでは、借金取りが自宅や勤務先にやってきてしまう具体的なケースや、借金取りが自宅などにきてしまったときの対処方法について、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。