債務整理 弁護士コラム

過払い金返還請求を弁護士と司法書士に依頼したときの2つの違いと費用

2019年07月17日
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過払い金返還請求を弁護士と司法書士に依頼したときの2つの違いと費用

「過払い金返還請求って弁護士と司法書士のどちらに依頼すればいいのだろう・・・」

専門家に過払い金返還請求の依頼をしたいけれど、何か違いがあるのではないか? と気になって調べているのではないでしょうか。専門家によって違いがあるのなら事前に知っておきたいものです。

結論からいうと、弁護士と司法書士には行える業務に違いがあります。

そこで今回は、
・過払い金請求を弁護士と司法書士へ依頼したときの業務の違い
・弁護士に依頼するメリット
・弁護士と司法書士の費用
などについて解説していきます。

過払い金返還請求をどの専門家へ依頼するか悩んでいる方のご参考になれば幸いです。

1、過払い金請求を弁護士と司法書士へ依頼するときの違い

弁護士と司法書士へ過払い金返還請求を依頼するときには、業務に大きな違いが2つあります。

  1. (1)弁護士なら140万円を超える案件を受けられる

    弁護士は司法書士と違って、過払い金の金額が1社あたり140万円を超える場合でも過払い金返還請求の依頼を受けられます。

    一方、司法書士は過払い金の金額が1社あたり140万円以上だと依頼を受けられません。もし依頼を受けてしまうと違法行為になります。

    六 (前略)訴訟の目的の価額が裁判所法第三十三条第一項第一号に定める額を超えないもの
    七 (前略)紛争の目的の価額が裁判所法第三十三条第一項第一号に定める額を超えないものについて、相談に応じ、又は仲裁事件の手続若しくは裁判外の和解について代理すること。
    (引用:司法書士法第3条6・7項)

    したがって、過払い金が1社あたり100万円を超えそうであれば弁護士へ依頼した方がいいでしょう。司法書士へ依頼した後に過払い金が1社あたり140万円を超える分かった場合には、弁護士へ依頼し直す必要があります。

  2. (2)弁護士は『代理人』になれる

    弁護士は司法書士と違って、依頼人の代理人となって貸金業者との交渉や訴訟になってしまったときは裁判所へ代わりに行ってくれます。一方、司法書士は依頼人の代理人にはなれません。
    貸金業者との交渉をしたくない、または訴訟になっても裁判所へ行きたくないのなら、弁護士へ依頼することをおすすめします。

    ただし、司法書士の中には、研修や簡裁訴訟代理能力認定考査に合格した認定司法書士がいます。この認定司法書士なら、過払い金が140万円以下であれば依頼人の代理人になることが可能です。

    ただ、訴訟で代理人になれるのは簡易裁判所だけですので注意しましょう。

2、弁護士に依頼するメリット3つ

  1. (1)メイン業務のひとつが交渉業務

    過払い金請求は債権者との交渉が主な作業となります。
    司法書士はもともと事務作業をメイン業務としているため、債務整理の事件を特化してこなす司法書士を探さない限り、一般の弁護士よりは交渉業務の経験数が少ないでしょう。
    弁護士は他の案件でも交渉業務をこなしています。そのため、交渉が鍵となる過払い金請求においては一般的に弁護士の方が慣れているといえるでしょう。

  2. (2)弁護士はどの作業もフルサポート

    司法書士は、認定司法書士でなければ代理人になれず、もし認定司法書士でない司法書士へ依頼した場合は、平日に仕事を休んで裁判所へ行かなければならないなどの必要があるかもしれません。一方、弁護士へ依頼をすれば、訴訟で過払い金返還請求することになっても仕事を休んで裁判所へ行く必要はありません。

    弁護士は依頼者の代理人になれるからです。弁護士なら、すべての業務を依頼人の代理人として行ってくれますので、全ての作業においてフルサポートできます。

  3. (3)司法書士より早期解決が目指せる

    弁護士は、司法書士に比べて過払い金返還請求の手続きがスムーズにできます。司法書士へ依頼をすると、依頼人が貸金業者と交渉、または訴訟をする際には裁判所へ行く必要があるからです。

    しかし弁護士なら、弁護士だけで過払い金返還請求ができるため司法書士より迅速に依頼を解決できます。

3、弁護士と司法書士の費用相場は変わらない

司法書士へ依頼する方が費用は安いといわれていますが、実際は弁護士とほとんど同じ料金です。

本当に弁護士と司法書士の費用に違いはないかをインターネットで調べて表にまとめました。
※費用は借金を完済した場合の費用例です。

費用項目弁護士A弁護士B司法書士A司法書士B
1時間あたりの相談料無料無料無料無料
1社あたりの着手金無料無料無料無料
1社あたりの解決報酬金無料2万円49,800円19,800円
過払い金報酬 交渉:20%
訴訟:25%
交渉:20%
訴訟:25%
交渉:20%
訴訟:25%
交渉:20%
訴訟:25%
実費(※)問い合わせ問い合わせ問い合わせ問い合わせ

(※)実費・・・印紙代や郵便切手代など。相場は3万円。

弁護士と司法書士の費用を調べてみた結果、過払い金返還請求をした場合の料金に大きな違いはなく、所属している事務所によって変わることが分かりました。 つまり、弁護士だから高いだとか司法書士だと安いなどということはありません。
(関連記事:過払い金請求の弁護士費用の相場と内訳|依頼料を安く抑える方法4つ)

4、弁護士と司法書士に依頼するときのポイント

弁護士であろうと、司法書士であろうと、依頼するべきポイントは3つです。

  1. ①過去に過払い金返還請求の実績はあるのか
  2. ②過払い金返還請求の費用
  3. ③依頼する専門家は親身になってくれるか

なお、過払い金返還請求で自分の時間を使いたくないのなら、業務に制限のない弁護士に依頼をしましょう。専門家へ依頼する際は上記に注意して、あなたに合う専門家へ依頼してください。

5、まとめ

過払い金返還請求を弁護士と司法書士へ依頼する際の大きな違いは2つ。

  1. ①司法書士は、過払い金の返還額が1社あたり140万円以下でないと依頼を受けられない
  2. ②司法書士は、認定司法書士以外は貸金業社との交渉や訴訟で代理人になれない

また費用面で弁護士と司法書士に大きな違いはありません。

過払い金返還生請求を手間かけずに行いたいのなら、業務に制限のない弁護士に依頼することをおすすめします。

  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています

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