債務整理 弁護士コラム
キャバクラで借金を抱えてしまう人の多くが、いつしかキャバクラにハマり、気づいた時には大きな借金ができていた……というパターンをたどります。
途中までは楽しく通っていたキャバクラも、いつしか借金地獄になり生活すらできなくなってしまう、というケースも多々あります。
そこで今回は対処法についてご紹介いたします。ご参考になれば幸いです。
この記事で分かること
それではまず、どのような状況を経てキャバクラで借金を作ってしまうのかについて、よくあるケースをご紹介いたします。
一目ぼれ、もしくは、キャバクラに行った当初はその気はなかったものの、徐々にほれてしまったというのはよくあるケースです。
プロの接客や振る舞いに、つい自分がほれられていると思い込み、通うペースがだんだんと増え、最終的には毎日のように会いに行くようになったという人もいます。
その後は、たとえ現金が尽きてもカードで支払うようになり、雪だるま式に借金が膨らんでしまいます。
「気づいた時には多額の借金を抱えていた・・」
「彼女だと思ったらただの仕事上の付き合いだった・・」
と、気づいた時にはすでに手遅れだったというのは、キャバクラで借金を作る人の、よくあるケースのひとつです。
「父親が病気になり、そのお金を稼ぐために稼いでいます」
お気に入りのキャバ嬢にこのようなことを言われ、同情してお金を渡してしまうというのもよくあるケースです。
指名するお気に入りのキャバ嬢であればなおさら、「自分が助けてあげたい」という気持ちになり、利用料金とは別に直接お金を渡すという人もいます。
その女性が本当のことを言っているかどうかは別として、感情に訴えかけられると義理人情が働く人は、キャバクラで借金を作るよくあるパターンだといえます。
寂しさを解消するために、仕事が終わった後に必ずキャバクラに行くのが日課になっているという人もいます。
一度ハマってしまえば、「日々のストレスを解消するためにはキャバクラに行くしかない」という状況になり、経済的にもどんどんと悪循環に陥ってしまいます。
最終的には、借金を抱えてしまったストレスをキャバクラで発散する、というところまで落ちてしまい、借金が増える一方になってしまいます。
仕事でミスが続いたりして、自信を失っている時などは、キャバクラが唯一の心の救いになる場合もあるでしょう。
キャバクラに行けば、キャバ嬢は優しい笑顔で迎えてくれますから、自分が承認されている気分を味わうことができます。
それを満たすために、借金を抱えてまでも日々キャバクラに通ってしまうというパターンです。
これら全てに共通することですが、キャバクラでの楽しさは一時的です。
その時は心が満たされていたとしても、次の日になればまたストレスがたまり、それを解消するためにキャバクラに通うというのはものすごく悪い循環です。
キャバクラでストレスや寂しさを全て解決することは難しい。そう心得ることが大事です。
実際に、キャバクラで借金を抱えてしまったら、どのような対応をすればよいのでしょうか?
ここではよくあるちまたの対応方法から、本当の借金の解決方法までご紹介いたします。
まず、よくある対応方法は、借金に向き合わない(返さない)という方法です。
借金に向き合わないとは、いったいどういうことなのでしょうか?
●逃げる
借金を抱えた後、住所を変え続けたりして、借金から逃げ回るという方法です。
逃げていればいつかは忘れられるのでは? と思い、逃げ回る人もまれにいますが、借金から完璧に逃げることは難しいです。
二つ目の方法は、当たり前ですが、しっかりと借金を返すという判断です。
借金を返すためには、以下のような方法が考えられます。
●さらに働く
借金を返すためには、収入を増やす必要があります。
時間を削ってさらに働いて収入を増やし、それを借金返済に充てるという方法です。
しかし、さらに働くということは、これまで以上に体力も使いますし、長く続けられるとは思えません。
貸金業者のために働いているという状況は、生きがいもなくなってしまうでしょう。
また、そのような生活が続いてストレスがたまれば、またキャバクラに行きたくなってしまうかもしれないので注意が必要です。
●他から借りる
借金返済のために、他の金融機関からお金を借りようとする人もいます。
また、友人や身内から借りるケースもあります。
しかし、これではまさに自転車操業。また新たな借金ができてしまうため、根本的な解決には至りません。
続いて、借金をまけてもらうという方法です。
まけてもらうとは、適切な方法で借金を減額、もしくは0にすることです。
そのための方法は、以下の3つが挙げられます。
●個人的に交渉する
一つ目は、貸金業者に直接交渉することです。
しかし、債権者は、お金を貸すことを仕事としていますから、法にのっとった交渉ではなく、感情に訴えかけるだけの交渉は、あまり効果的とはいえません。
交渉がうまくいかなければ、逆に取り立てが厳しくなるリスクもあります。
●弁護士が交渉する
個人的な交渉に対し、弁護士による交渉はどうでしょうか。
弁護士に交渉を依頼することで、任意整理による借金の解決が期待できます。
任意整理とは、債権者との交渉により、借金を減額したり利息のカットをしたりすることで、貸金業者との和解をする手続きのことをいいます。
これにより、毎月返済する金額を減らすことができます。
任意整理とは、債務整理のひとつで、この他にも自己破産や個人再生があります。
●減額の制度を利用する
任意整理以外にも、個人再生や自己破産という方法があります。
まず、個人再生とは、借金の額を大幅に減額するための債務整理のことをいいます。
借金の額によって5分の1〜10分の1程度まで借金を減額することが可能です。
次に、自己破産とは、裁判所への申し立てにより、借金を0にする手続きのことをいいます。
裁判所に自己破産を申し立て、免責の決定を受けられれば、借金が0になり、返す義務がなくなります。
借金の支払いが不能であれば、誰でもこの制度を利用できます。
なお、ここまでさまざまな方法をご紹介しましたが、実際には、支払いが不能になった借金を返済するには、債務整理以外に方法はありません。
本気で借金を返済したいのであれば、これらの方法を選択することが賢明です。
キャバクラで抱えてしまった借金の返済には、任意整理や自己破産、個人再生などの債務整理をすることが大切です。
その際は、どの方法を選べばいいのでしょうか?
●任意整理をしたほうがいいケース
まず、毎月リボ払いの利息だけの返済で元金が減っていないという方は、任意整理をおすすめいたします。
元金が減っていないということは、いつまでたっても借金はなくなりません。
任意整理のメリットは、今後支払うはずの利息分をカットできることなので、リボ払い特有のリボ地獄に陥っている方は、任意整理をご検討ください。
また、任意整理は、裁判所を通す必要がないため、家族にバレないで済むというメリットもあります。
●個人再生をしたほうがいいケース
借金の利息分のみのカットになる任意整理と違い、個人再生は、減額できる割合が大きいという特徴があります。
債務者に財産がない場合などは特に、減額される割合が高くなります。
基本的には、借金が5分の1〜10分の1まで減額されることが多いです。
また、個人再生の手続きが開始されると、給与などの差し押さえが中断されます。
借金により給与などの差し押さえがある場合には、任意整理ではなく個人再生の方がよいでしょう。
●自己破産をしたほうがいいケース
自己破産は、借金に対して収入が極端に低い場合、行うことをおすすめします。
基本的に、返済比率(月収のうち返す必要のあるお金の割合)が40%以上の場合は、自己破産をしたほうがよいとされています。
たとえば、月収30万円の人であれば12万円、年収200万円の人であれば80万円が借金に充てられるといった場合です。
収入もなく、競売にかける財産もない人は、自己破産を検討しましょう。
●適切な判断は弁護士とともに決定しよう
借金の返済能力が少ない場合には、任意整理、個人再生、自己破産などの方法がありますが、どれが自分の状態に適しているのかは、自分だけの判断では非常に難しいです。
選び方を失敗してしまえば、まったく借金が減らないということにもなり得ますので、必ず弁護士への相談のもと、選択するようにしましょう。
借金の返済には上記の3つの方法が適切ですが、キャバクラで作った借金であっても、債務整理をすることはできるのでしょうか?
キャバクラで作った借金であっても、基本的には債務整理は可能です。
しかし、キャバクラを含め、
などで借金を作った場合、免責不許可事由にあたり、自己破産をしても免責許可を受けられない可能性があります。
免責許可を得るためには、借金を作った理由を正直に話し、もうすでにキャバクラに通っていないことが証明できて、今は健全な生活を送っていることなどを示す必要があります。
こういったことが証明できれば、たとえキャバクラで作った借金であっても、免責許可を受けられる可能性があります。
借金がかさみ、全てをリセットするために自己破産をしたい場合でも、免責許可が下りなければ借金はなくなりません。
弁護士に相談をした上で行うことで、免責許可を受けるために何が必要か判断して手続きができるので、免責許可が下りる可能性が高まります。
弁護士への依頼のもと、自己破産手続きをした方がよいでしょう。
このように、債務整理を行うことで、キャバクラで作ってしまった借金を減額、またはリセットすることも可能です。
ネガティブなイメージの多い債務整理ですが、実はメリットが多いといえます。
債務整理を行う場合には、まず弁護士にその手続きを依頼します。
その後、弁護士が債権者に対して受任通知(弁護士が債務者の代理人として債務整理手続きを行うことを債権者に知らせる通知)を送付するのですが、これが送付された段階で、債権者からの取り立てがストップします。
まずは取り立てをストップさせ、安心した生活を取り戻してから、資産の調査など債務整理の準備をしていくことになります。
債権者からの取り立てに頭を悩ませることがなくなることは、債務整理の大きなメリットです。
債務整理をすることによって、借金を大幅に減額、もしくは0にすることができますので、借金で苦しんでいた生活から解放されることが期待できます。
返済に追われることもなくなり、新たな人生のスタートを切れるといえるでしょう。
借金があることで、人の思考回路は小さくなり、正しい判断ができなくなることも多々あります。
そういった意味でも、借金から解放されることは、ただ単に返すお金が減るというだけでなく、今後の人生で新たな挑戦をしていくための準備を整えることができる、大きなチャンスだといえます。
同じような失敗は二度としないと心に決めて、新たな人生のスタートを切りましょう。
キャバクラでの借金を繰り返さないために、たとえキャバクラに行くとしても、以下のことは心にとどめておくことが大切です。
キャバクラは、心を満たしたり、寂しさを紛らわしたりすることはできるかもしれませんが、本当の恋愛ではなく、あくまでも、疑似恋愛であると割り切って通うようにしましょう。
恋に落ちてしまっても、相手は仕事上での付き合いに過ぎません。
なので、本当にお金をつぎ込んでいいのか一度冷静に考えて、支払える範囲内で通うことを絶対に忘れないでください。
仕事やプライベートでたまったストレスを、キャバクラで発散するという人も多いです。
よく考えれば、一時的なストレスのはけ口であるにもかかわらず、いつの間にかそれが止められなくなって、毎日のように通ってしまいます。
ストレスがたまったからとキャバクラに行き、また次の日もストレス発散のためにキャバクラに行く。
いつしか借金がかさむようになっても、その借金のストレスからキャバクラに通うのをやめられなくなっていく。
このような悪循環に陥ってしまうことも十分考えられます。
ストレスの発散をキャバクラで済まそうとするのは、賢明な判断とはいえません。
一時的な楽しみであると割り切って、日々のストレスは他で済ませるようにしましょう。
キャバクラでは、金額の高いお酒を開ければ女性が喜んでくれますから、そのために毎回高額のお金を使ってしまうというパターンもよくあります。
この根底にあるのは、「見え」かもしれません。
女性に喜ばれることに幸せを感じ、自分が頼られているような感覚を味わう。
男心をくすぐられれば、それをやめられなくなってしまう人もいるでしょう。
しかし、それはお店の売り上げが上がったことに喜んでいる可能性が高いですから、その一時の見えのために高額な金額を使うのは、これまた賢明な判断とはいえません。
高いお酒を飲んで女性を喜ばすことも、男性として素晴らしいことかもしれませんが、それによって自分の首を絞めてしまっては、その後に大きな後悔が待っています。
自分がキャバクラで高額なお金を使うのは何のためなのか、借金を膨らます前に、一度立ち止まって考えてみてください。
今回は、キャバクラで借金を作ってしまった場合の対処法についてご紹介してきました。
一時的な快楽がやめられなくなると、それがない生活は考えられなくなり、いつしか借金が膨らんでいるというケースが多々あります。
しかし、もしもキャバクラで借金を抱えてしまっても、それで全てがダメになるわけではなく、債務整理によって新しい人生をスタートさせること可能です。
諦めることなく、解決に向けて一歩を踏み出していきましょう。
ただし、キャバクラで借金を抱える人には共通の特徴がありますから、借金を繰り返さないために、今一度自分の行動を振り返ることも大切です。
ベリーベスト法律事務所は、北海道から沖縄まで展開する大規模法律事務所です。
債務整理、任意整理、自己破産、個人再生、過払い金請求など、借金問題についてのお悩み解決を弁護士がサポートいたします。債務整理のご相談は何度でも無料です。ぜひお気軽に お問い合わせください。
『旦那や家族には言っていないけど、実は私、借金を抱えてます…』
実は、主婦で借金を抱えている人は多く、それを言えずに悩んでいる方もたくさんいるのが現状です。もしかしたらこの記事をご覧のあなたも、そういった悩みをお持ちなのかもしれません。
一人で悩むことなく、主婦で借金をしている人は意外と多いということを知っていただいて、ぜひご自身の借金返済について前向きに考えていってください。この記事があなたにとって、ご参考になれば幸いです。
これから債務整理をしようと考えている方の中には、債務整理後にキャッシングできるのか、債務整理中にお金が足りなくなったときキャッシングを利用することは認められるのかと、お悩みの方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、債務整理をしたことで、キャッシングなどを法律で禁止されるわけではありません。
しかし、債務整理をすると信用情報に事故情報が登録される(ブラックリスト入りする)ので、ほとんどの金融機関は、融資に応じてくれなくなります。
親子であっても、他人の借金を返済する義務は原則としてありません。肩代わりするかどうかは、基本的に子ども自身の判断で自由に決められます。
しかし親の借金でも子どもに返済義務が生じることがあり、借金を放置すると子どもが差し押さえを受けることにもなりかねません。
本コラムでは、親の借金が降りかかってきた場合に、子どもはどのように対処すればよいのかについて、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。