過払い金の返還までにかかる期間

ベリーベストでの過払い金返還までにかかる期間についてご説明します。

過払い金の返還までにかかる期間は、法律事務所の体制、実績、そして貸金業者側の対応により異なります。

具体的には以下の通りです。

法律事務所の体制

過払い金の回収には、ノウハウと十分な人員が必要です。
これまで多くの過払い金請求の経験があり、かつ弁護士・スタッフが多い事務所は、比較的短期間での過払い金の回収が可能と言えるでしょう。

法律事務所の実績

実は貸金業者は、内部で過払い金返還業務について法律事務所ごとにランク付けを行っており、ランクが高い法律事務所に対しては比較的高額の和解案を提示するのに対し、ランクが低い法律事務所に対しては、低額の和解案を提示したり、場合によっては交渉自体を拒否することもあるといわれています。

このような貸金業者内のランキングは、過払い金回収の実績に応じて決定されるようですので、相談件数などの実績が多い法律事務所に依頼をした方が、比較的高額の過払い金を回収できる可能性が高くなると言えるでしょう。

貸金業者側の対応

貸金業者には、資金的に余裕がある業者と、あまり余裕がない業者があります。
余裕がある業者は過払い金請求をすると比較的早期にお金を返還してくれます。
これに対して、資金的に余裕がない会社は、なかなかお金を返還してくれず、過払い金返還請求訴訟をしてお金を回収することになります。

ベリーベストでは、これまで1067億円以上もの過払い金請求回収実績（※集計期間：2011年2⽉〜2022年12⽉末）がございます。
約350名（2024年10月現在）の弁護士が所属しており、過払い金返還請求のご依頼をいただいた場合には、迅速な対応をしていくことが可能です。
もちろん、できるだけ多くの過払い金をご依頼者にお返しできるよう、金融業者との交渉に強い弁護士が粘り強く交渉していきます。

過払い金の返還にあたっては、消費者金融ごとに対応に特徴があります。また、具体的な返還までの期間については、請求する法律事務所ごとに異なってきます。 いくつか例をあげてご紹介します。

アコムの対応

アコムは、三菱東京UFJグループの消費者金融業者です。
グループ会社に大手銀行があることもあり、資金面では問題ないようです。

過払い金の返還率について

満額の80％〜100％ 前後

返還までにかかる期間について

早期任意和解の場合の期間

平均6〜7ヶ月

金額重視（訴訟）の場合の期間

平均1年〜1年半

SMBCコンシューマーファイナンス（プロミス）の対応

SMBCコンシューマーファイナンス（プロミス）は、三井住友銀行グループの消費者金融業者です。
グループ会社に大手銀行があることもあり、資金面では問題ないようです。

過払い金の返還率について

満額の80％〜100％ 前後

返還までにかかる期間について

早期任意和解の場合の期間

平均6〜7ヶ月

金額重視（訴訟）の場合の期間

平均1年〜1年半

新生フィナンシャル（レイク）の対応

新生フィナンシャル（レイク）は、新生銀行グループの消費者金融業者です。
グループ会社に大手銀行があることもあり、資金面では問題ないようです。

過払い金の返還率について

満額の80％〜100％ 前後

返還までにかかる期間について

早期任意和解の場合の期間

平均4〜5ヶ月

金額重視（訴訟）の場合の期間

平均1年〜1年半

CFJの対応

CFJはディック、アイク、 ユニマットレディス、他が吸収合併してできた業者です。
現在、新規貸付を停止していることもあり、過払い金の返還に対する対応は悪化しています。過払い金請求ができなくなる可能性もあるため、CFJへの請求は早めに手続きすることをおすすめします。

過払い金の返還率について

満額の60％〜100％ 前後

返還までにかかる期間について

早期任意和解の場合の期間

平均4〜5ヶ月

金額重視（訴訟）の場合の期間

平均1年〜1年半

アイフルの対応

アイフルはノンバンク系の大手消費者金融業者です。
他の大手消費者金融と異なり、バックに銀行がついていないため、資金面が問題視されております。
平成21年12月にADR（私的整理手続き）をしていることもあり、過払い金の返還に対する対応は悪化しています。過払い金請求ができなくなる可能性もあるため、アイフルへの請求は早めに手続きすることをおすすめします。

過払い金の返還率について

満額の40％〜100％ 前後

返還までにかかる期間について

早期任意和解の場合の期間

平均5〜8ヶ月

金額重視（訴訟）の場合の期間

平均1年〜1年半