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過払い金請求をプロミスへする条件とは?返還割合と手続き期間まとめ

2019年07月23日
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過払い金請求をプロミスへする条件とは?返還割合と手続き期間まとめ

「プロミスに過払い金請求できるのか知りたい」
「プロミスに過払い金請求したら、どのくらいの金額が返還されるの?」

過去にプロミスから借り入れをしていたあなた。TVやラジオで過払い金について耳にして気になっていませんか。過払い金請求で万単位のお金をとり戻せるなら、生活の足しにしたり、好きな趣味にもっとお金を使いたいですよね。

結論からいうと、2007年以前よりプロミスから借り入れしていたなら、過払い金請求できるかもしれません。

そこで今回は、
・プロミスへ過払い金請求できる人の条件
・プロミスへ過払い金請求する際の返還割合
・プロミスへ過払い金請求する際の手続きにかかる期間
・プロミスへ過払い金請求する際の注意点
などについて解説していきます。

プロミスへ過払い金請求をしたいと考えている人のご参考になれば幸いです。

1、プロミスへ過払い金請求をできる人の条件

プロミスへ過払い金請求したいなら、以下の条件のいずれかを満たしているか確認しましょう。

  • 2007年12月19日以前から取引を続けているが完済していない
  • 2007年12月19日以前から取引を続けて完済したが完済から10年たっていない
  • 2007年12月19日以前から取引を続けていて一度完済したものの再取引をした

再取引とは、完済した後にもう一度借り入れすると本来は『別の新しい取引』になるところ、以前と同じ取引だとみなされれば「再度の借り入れ」の完済時点が時効の起算点となることを指します。時効にはついては後述します。

プロミスは、2007年12月19日まで25.5%のグレーゾーン金利(※1)でお金を貸し出ししていたため、上記のいずれかの条件を満たしていれば過払い金請求できます。
(※1)グレーゾーン金利・・・違法な高額な金利だけど法律で罰せられない

いつから借り入れしたか覚えていない人は、プロミスから取引履歴(※2)を取り寄せましょう。
(※2)取引履歴・・・貸金業者から借り入れや返済をした履歴

2、プロミスから回収できる過払い金の割合と手続きにかかる期間

過払い金は、和解方法によりその返還割合が変わってきます。和解方法は、「交渉」か「訴訟」かの二択です。

交渉か訴訟かでの返還割合の違いを、以下の表にまとめました。ご確認ください。また、交渉か訴訟かで、返還までの期間も変わってきます。併せて表でご確認ください。
なお、この表はあくまで目安です。

貸金業者和解方法回収できる過払い金の割合手続きの期間
プロミス交渉過払い金の90%3~6ヶ月
訴訟過払い金の100%6ヶ月~1年

3、プロミスへ過払い金請求する流れ

以下に、自分でプロミスへ過払い金請求するときの流れをまとめました。

  1. (1)プロミスから取引履歴を取り寄せる

    プロミスへ過払い金請求したいなら、取引履歴を取り寄せましょう。
    取引履歴は、電話・FAX・郵送のどれかの方法を使って開示請求できます。

  2. (2)取引履歴を元に過払い金の金額を計算する

    プロミスから取引履歴が届いたら内容を確認して、過払い金の金額を引き直し計算(※)します。引き直し計算とは、法律にのっとり利息を計算して、過払い金の金額を算出することです。
    準備するものは、過払い金計算ソフトとエクセルが使えるパソコン。過払い金計算ソフトはインターネットから無料ダウンロードできます。

    計算が苦手で間違えるのが不安な人は、弁護士に過払い金の算出を依頼するのがオススメです。

    【無料で使える過払い金計算ソフト】
    「外山式」過払い金の計算ソフト
    「名古屋式」過払い金の計算ソフト

  3. (3)プロミスへ過払い金請求書を送る

    過払い金の金額が分かったら、住所を記載した過払い金請求書を作りプロミスへ送りましょう。

    過払い金請求書は決まったフォーマットはありません。必要な内容は以下の5つです。

    1. ①取引をしていた期間
    2. ②引き直し計算した結果
    3. ③過払い金の金額
    4. ④過払い金を振り込んでほしい期日
    5. ⑤請求に応じない場合は訴訟も考えている旨

    上記をA4の書面に記載して、プロミスへ送付しましょう。

  4. (4)電話などでプロミスと過払い金の費用について交渉する

    過払い金請求書が届いたらプロミスから連絡がきて、和解金額について話し合いになります。

    上述しましたが、交渉で和解できる金額の目安は過払い金の90%です。目安は法律のプロである弁護士が交渉した金額なので、ご本人が交渉する場合は90%より少なくなってしまうこともあるでしょう。

  5. (5)過払い金の金額に納得いかないなら裁判をする

    プロミスが提示してきた和解金額に納得がいかないようなら裁判を起こしてください。裁判を起こせば、時間はかかりますが多くの過払い金を取り返せます。

    裁判になったら、負けることはほぼありませんので和解になります。訴訟和解なら満額の返還も可能です。
    ただし法律上の争点(再取引など)があった場合は、プロミスから回収できる過払い金が減る可能性もあります。

  6. (6)プロミスから過払い金が返還される

    プロミスと和解した金額の過払い金があなたの口座に振り込まれます。

4、プロミスへ過払い請求する際の注意点

  1. (1)クラヴィスから借り入れがないか

    株式会社クラヴィス(旧クオークローン)でも過去に借り入れをしていたなら、そこで発生している過払い金も一緒にプロミスへ過払い金請求できるかもしれません。クラヴィスは、プロミスへ契約の切り替えをしている場合があるからです。

  2. (2)完済から10年が過ぎていると過払い金は時効を迎える

    過払い金返還請求権の消滅時効は、完済から10年です。
    たとえば、2010年1月1日にプロミスからの借金を完済した場合、その借り入れに対する過払い金請求は、2020年1月1日までにしなければなりません。

5、プロミスへ過払い金請求するデメリット

  1. (1)プロミスと今後取引できなくなる可能性がある

    プロミスへ過払い金請求すると、今後借り入れなどの取引ができなくなるでしょう。社内ブラック(※)に載る可能性があるからです。
    (※)社内ブラック・・・プロミスが社内で扱っている顧客データ

    社内ブラックはグループ会社にも共有されますので、プロミスに関連する企業へのローン審査などへ申し込みをする際には注意してください。

  2. (2)完済していない場合はブラックリストに載る

    借金がある状態でプロミスへ過払い金請求をするときには注意が必要です。結果的に残高が残ってしまうと、任意整理(※1)の手続きをしたとみなされるからです。
    (※1)任意整理・・・法律にのっとり金利の計算をしたり利息をカットしたりする債務整理(借金を減額する方法)

    過払い金があれば、任意整理によって借金は減額されますが、信用情報(※2)に事故情報(※3)が登録されてブラックリストに載るなどのデメリットがあります。
    (※2)信用情報・・・クレジットカードやローンなどの申し込みや契約、借り入れなどの履歴
    (※3)事故情報・・・延滞や債務整理をした情報の登録

    過払い金請求をする際には、取引履歴で過払い金の金額を具体的に計算してからにしましょう。

6、過払い金請求にかかる弁護士費用は最低10万円

弁護士に過払い金請求をすると最低でも10万円はかかるでしょう。どこの法律事務所も過払い金の返還される金額によって弁護士費用は上下するため高額になるかもしれません。

以下に弁護士費用の内訳をまとめましたので参考にしてみてください。

  • 相談料:0〜1万円
  • 着手金(最初に依頼するときに支払う費用):1社につき0〜4万円
  • 解決報酬金:1社につき0〜2万円
  • 過払い金報酬金:交渉だと20%。訴訟は25%
  • 実費(収入印紙代など):1〜3万円

7、自分でプロミスへ過払い金請求する際のメリットとデメリット

プロミスへの過払い金請求を自分で行った際のメリットとデメリットをまとめました。

  1. (1)メリット:弁護士費用を削減できる

    自分で過払い金請求するメリットは、弁護士費用が発生しないこと。過払い金請求すれば、手元には多くの過払い金を残せるでしょう。

  2. (2)デメリット①:時間と手間がかかる

    自分で過払い金請求すると、手続きや手間がかかることがデメリットといえます。過払い金の手続きは慣れていないとスムーズにできないからです。
    また訴訟になった場合は、平日に裁判所に行く必要があるのもデメリットでしょう。

  3. (3)デメリット②:弁護士に依頼するより過払い金の回収率が下がる

    自分でプロミスと交渉する場合は、弁護士に依頼したときに比べて少なくなる傾向にあります。

    プロミスは過払い金請求の経験が豊富で、法律の知識がない相手に対して交渉を有利にするのが得意です。プロミスの交渉によって、弁護士に依頼した方が多くの過払い金を回収できたケースも実際にあります。

    自分で過払い金請求するのはハードルが高いと感じる方は、弁護士に相談をしてみましょう。

8、プロミスの会社概要

表にプロミスの会社概要をまとめましたので参考にしてみてください。

ブランドプロミス
企業名SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
本社所在地〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目12番15号
電話番号(代表)03-3543-7100
プロミスコール総合窓口
(取引履歴の取得など)
0120-24-0365
貸金業者登録番号関東財務局長(12)第00615号
グループ会社三井住友フィナンシャルグループ
関連会社・株式会社モビット
・アットローン(2011年にプロミスに吸収合併)
・ポケットバンク(2010年にプロミスに吸収合併)

※2019年7月時点

9、まとめ

プロミスへ過払い金請求できる人は、2007年12月19日以前から借り入れをしている人です。プロミスへ借り入れした日付が分からない方は、プロミスのホームページを見て取引履歴を取り寄せましょう。

過払い金請求をする際には、具体的な過払い金の金額を計算してから行うようにしてください。過払い金を自分で計算できない人は、ブラックリストなどのデメリットを避けるために弁護士に相談してみることをおすすめします。

  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています

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