債務整理 弁護士コラム

クレジットカードは滞納すると一生使えない?デメリットや対策を解説

2019年06月20日
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クレジットカードは滞納すると一生使えない?デメリットや対策を解説

「クレジットカードの支払いを滞納してしまったけどマズイかな・・・」
ついつい振り込みを忘れてしまったり、金欠で支払いができなかったりとクレジットカードの滞納をしてしまったことはないでしょうか。

クレジットカードの支払いを滞納すると、どんな問題が発生するのか気になるものです。
結論からいうと、クレジットカードの滞納期間が長いと延滞金を含めて一括返済を要求されます。

そこで今回は、

・クレジットカードの支払いを滞納したときに起きるデメリット
・実際にクレジットカードの支払いを滞納した人の体験談
・クレジットカードの支払いを滞納しないための対策

などについて解説していきます。
クレジットカードの支払いを滞納した人の不安解消のご参考になれば幸いです。

1、クレジットカードの支払いを滞納するデメリット5つ

  1. (1)クレジットカードが一時的に使えない

    クレジットカードの支払いを1日でも滞納すると、クレジットカード会社から停止されて一時的に使えなくなることがあります。
    クレジットカードの利用を再開したいなら今すぐ支払いをしましょう。

    延滞した日数が2・3日あれば、クレジットカードは半日〜5日で使えるようになります。
    ※クレジットカード会社によって再開までの日数は違います。

    ただし2ヶ月を超える延滞は、クレジットカード会社によっては利用再開できない場合もあるので注意しましょう。

  2. (2)遅延損害金が発生する

    1日でもクレジットカードの返済日を過ぎてしまうと遅延損害金(罰金)が発生します。

    遅延損害金の金額(利率)はクレジットカード会社によりますが、ショッピングだと最大年率で14.6%(消費者契約法第9条第2号)

    キャッシングの場合は最大20%までなら、遅延損害金として法律で認められています(利息制限法第7条第1項)。なお、キャッシングでは消費者契約法の14.6%の規定が及ばない理由は、消費者契約法第11条第2項が根拠です。

    (消費者が支払う損害賠償の額を予定する条項等の無効)
    第九条 次の各号に掲げる消費者契約の条項は、当該各号に定める部分について、無効とする。
    二 (前略)支払期日の翌日からその支払をする日までの期間について、その日数に応じ、当該支払期日に支払うべき額から当該支払期日に支払うべき額のうち既に支払われた額を控除した額に年十四・六パーセントの割合を乗じて計算した額を超えるもの 当該超える部分

    (引用:消費者契約法第2号)

    (他の法律の適用)
    第十一条 (略)
    2 消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示の取消し及び消費者契約の条項の効力について民法及び商法以外の他の法律に別段の定めがあるときは、その定めるところによる。

    (引用:消費者契約法第11条)


    (賠償額の予定の特則)
    第7条 第4条第1項の規定にかかわらず、営業的金銭消費貸借上の債務の不履行による賠償額の予定は、その賠償額の元本に対する割合が年2割を超えるときは、その超過部分について、無効とする。
    《追加》平18法115

    (引用:利息制限法第7条第1項)

    (賠償額の予定の制限)
    第4条 金銭を目的とする消費貸借上の債務の不履行による賠償額の予定は、その賠償額の元本に対する割合が第1条に規定する率の1.46倍を超えるときは、その超過部分について、無効とする。

    (引用:利息制限法第4条)


    【遅延損害金の計算方法】

    • ショッピングの遅延損害金=借り入れした金額×0.146÷365(日) ×延滞した日数
    • キャッシングの遅延損害金=借り入れした金額×クレジットカード会社の金利×1.46÷365(日) ×延滞した日数


    ※利息制限法で定める最大金利で計算しています。クレジットカード会社によって金利は異なる。

  3. (3)信用情報に記録が残る

    クレジットカードを滞納してしまうと信用情報(※)に延滞した記録が残ります。
    (※)信用情報・・・ショッピングやキャッシングの取引や契約などクレジットカードを使った情報

    クレジットカードを滞納すると、延滞の記録をするシステムになっているからです。信用情報に延滞の情報が登録されてしまうと、信用できない人だと判断されて他のクレジットカードを作る、またはローンを組みたいときに審査に落ちるかもしれません。

  4. (4)クレジットカードが1〜5年使えなくなる

    クレジットカードの支払いを61日以上滞納してしまうと1〜5年間は使えません。61日以上の延滞は、金融事故とみなされ信用情報に傷がつくからです。

    信用情報機関(※)に金融事故の記録があると、クレジットカードは使えない上にローンも組めません。
    (※)信用情報機関・・・信用情報を管理している機関。日本には3つの信用情報機関がある。

    どのくらい信用情報機関に情報が載るか期間を表にまとめたので参考にしてください。

    延滞した日数 JICC CIC KSC
    61日以上 1年 5年 5年
    3ヶ月以上 5年 5年 5年
  5. (5)一括返済を求められる

    クレジットカードの支払いを2〜3ヶ月滞納してしまうと、一括返済を求められます。
    いつまでに支払いをするという約束を破ってしまい、『期限の利益』を失うからです。「期限の利益」とは、支払日まで支払いを待ってもらえる、という利益です。

    この約束を破ってしまうと『期限の利益喪失』となり、分割払いは認められません
    ただし、クレジットカード会社によっては事前に連絡することで分割払いを認められる場合もあります。

2、クレジットカード滞納に関する体験談

実際にクレジットカードの支払いを滞納した人は、どんな悩みを抱えているのかを体験談でご紹介します。

  1. (1)クレジットカードの支払いを2ヶ月以上滞納したときの悩み

    【質問】

    クレジットカードの支払いを2ヶ月以上滞納しています。
    2社のクレジットカード会社で、合計60万円ほどキャッシングをしており、片方は買い物でも使っていたんですが2ヶ月前に失業してから払えなくなりました。

    2ヶ月分で請求の合計が10万円ほどなんですが払えそうもなく、そろそろ3ヶ月目の請求がきます。

    親や友達にも借りることもできず、ローンも無理なので一度クレジットカード会社に電話をして相談してみようと思うのですが、今まで電話にも出ていないのでやはり難しいでしょうか…。(後略)

    (引用:Yahoo!知恵袋
  2. (2)クレジットカードの支払いを滞納して携帯が止まった時の悩み

    【質問】

    クレジットカードで携帯料金の支払いをしてます。
    クレジットを滞納してて携帯が止まりました。
    携帯の払込み用紙が届いていたのに気付かずクレジットの方の料金を支払ったのですが、この場合届いた携帯の払込み用紙も支払った方が良いのでしょうか?また、携帯はいつ頃動きますか?

    (引用:Yahoo!知恵袋
  3. (3)クレジットカードが停止状態でETCは使えるのかの悩み

    【質問】

    クレジットカードの支払いが滞納してカード会社から連絡が来ました。
    そこで質問です。
    そのカードでETCカードも作ってあるんですが、滞納でカードが停止状態でもETCは使えるんでしょうか?

    以前、「カードが停止されていてもETCはゲートを通過時点でのオンライン決済ではないのでETCカードの有効期限が切れてなければETCのゲートバーは開く」と聞いたことがあります。

    実際のところはどうなんでしょうか?

    (引用:Yahoo!知恵袋

3、クレジットカードの支払いを滞納した時の流れ

クレジットカードの支払いを滞納すると、クレジットカード会社はどのような手段を取るのかの流れをまとめました。

  1. ①クレジットカードが停止する
  2. ②自宅や携帯に電話がかかってくる
  3. ③返済を促す督促状が送られてくる
  4. ④信用情報に傷がつき信用情報機関に登録される
  5. ⑤クレジットカードが強制解約される
  6. ⑥支払いをしなかったら法的手段を取るという催告書が送られてくる
  7. ⑦裁判所を介して財産の差押えなどの強制執行(※)が行われる


(※)強制執行・・・国が強制的に行う法的手段

4、クレジットカードの支払いを滞納しないための対策

どうしたらクレジットカードの支払いの滞納を防げるかの対策を解説していきます。

  1. (1)入金前日に確認をとる

    クレジットカードの入金前日までに口座に振込み金額以上にお金があるのかを確認しましょう。毎月、入金前日に確認することを習慣化できればクレジットカードの支払いの滞納を防げます。

  2. (2)スケジュールに合わせた通知設定をする

    携帯アプリのカレンダーに、クレジットカードの入金前日に通知が来るように設定しましょう。忘れっぽい人でもクレジットカードの支払い日を思い出します。

  3. (3)給料の入金先の銀行を引落し先に変更する

    クレジットカードの引落し先を給料と同じ口座に変更しましょう。
    お金が足りていればクレジットカードの支払いの滞納は起こりません。

  4. (4)分割払いに変更する

    お金が足りずクレジットカードの支払いができないなら、クレジットの一括払いを分割払いに変更しましょう。
    クレジットカードにもよりますが、商品を買って1週間以内であれば支払い回数を変更できます

5、クレジットカードの滞納分のお金を払えない時の対策

どうしてもお金を工面できない場合の対策は3つあります。

  1. (1)モノを売る

    洋服やDVDなどお金になりそうな物を売りましょう。
    売る場所は、近くのお店やメルカリなどのオークションを使ってもいいかもしれません。

  2. (2)日払いのアルバイトをする

    メインの仕事が休みの日に日払いのアルバイトをしましょう。
    アルバイトにもよりますが大体1日1万円は稼げます。

  3. (3)債務整理をする

    どうしてもお金を用意できない場合は債務整理(※)も検討してもいいかもしれません。
    (※)債務整理・・・借金の利息や減額できる手続き

    債務整理の中の個人再生や自己破産を行えば、強制執行の停止が可能です。 弁護士に相談してみましょう。

6、まとめ

クレジットカードの支払いの滞納は、延滞した日数によってデメリットは異なります

  • 60日未満:支払いが確認できるまでクレジットカードの停止
  • 61日以上:信用情報に傷がつき1〜5年はクレジットカードが使えなくなる
  • 3ヶ月以上:5年間クレジットカードは使えなくなる上に一括請求される


クレジット会社からの督促状を無視し続けると、給料や財産の差押えまで発展することも少なくありません。

クレジットカードの支払いが、払えないくらい膨れ上がったのなら弁護士に相談して債務整理を検討してみてください。

  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています

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